『ゲゲゲの鬼太郎』をはじめ、アニメや漫画のキャラクターとして目にすることが多い妖怪。もちろん恐ろしいものもいますが、一反木綿や塗壁、アマビエなど、個性的な姿や特徴をもつ妖怪はどこか憎めないかわいらしさがありますよね。子どもたちにとっても、おどろおどろしい幽霊なんかよりも、ずっと興味をもちやすい存在かもしれません。
そんな妖怪が大集合する展覧会「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展」が、東京シティビューにて7月8日~9月4日の日程で開催されます。
『ゲゲゲの鬼太郎』の作者として知られる水木しげるの生誕100周年を記念し、彼が描いた妖怪世界が壮大なスケールで登場。貴重な原画の数々を見て回りながら、妖怪の世界をたっぷり満喫できますよ。
会場では水木氏の妖怪画100点以上を一挙に公開。まるで百鬼夜行のようにずらりと並ぶ妖怪たちの姿は壮観の一言です。また、江戸時代の絵師・鳥山石燕の「画図百鬼夜行」、昭和初期の民俗学者・柳田國男の「妖怪談義」など、水木氏自身が所蔵する妖怪関係の資料も初公開されます。
水木しげるの妖怪たちがどのように生まれてきたかを紐解く展示の数々には、子どもはもちろん、大人までワクワクが止まらなくなってしまいそう。シュールで独特な世界観の妖怪画を見比べながら、親子でお気に入りの妖怪を探すのも楽しそうですね。
会期中は、会場と同じフロアに隣接するカフェ「THE SUN & THE MOON」が「妖怪の森Cafe」に変化!妖怪の世界、キャラクター、漫画をモチーフにした、8品のコラボメニューが登場します。しかも前期と後期でメニューが変わるそうなので、何度も行ってみたくなりますよね。
会場では2つのツアーを開催。「水木しげるの妖怪百鬼夜行ツアー ~自分だけの妖怪ミニ図鑑をつくろう~」は、妖怪にまつわる本を数多く執筆する村上健司氏と一緒に、百鬼夜行展を鑑賞する親子向けのガイドツアー。妖怪たちの面白いお話や豆知識を聞きながら展示を回るので、これまでもっていた妖怪のイメージががらっと変わってしまうかも?
ガイドツアーの後には、「妖怪ミニ図鑑」をみんなで作るワークショップを開催。好きな妖怪を選んで絵に色を塗り、特徴や出没ポイントなどの説明を書いて本にして綴じれば、世界にひとつだけの妖怪ミニ図鑑のできあがり!ユニークなテーマかつオリジナリティいっぱいの創作物なので、夏休みの自由研究にもおすすめです。
参加には事前申し込みが必要なので要注意!詳細は特設サイトでご確認ください。
ナイトツアーは、妖怪に出会いやすいといわれる時間帯「逢魔が時(おうまがとき)」に開催。村上健司氏による怖くて楽しいガイドを聞きながら、夜の展覧会を巡るツアーですが、こちらはすでに参加者受付は終了しています。
長年、水木しげるが描いてきた妖怪の世界を思う存分に堪能できる「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~」。たくさんの妖怪に会えるのが魅力ですが、独特な色彩とタッチで描かれた妖怪画の数々はアートとして楽しめること間違いなし!妖怪に興味がなくても、絵を描くのが好きな子どもにとって良い刺激になりそうです。
【イベント詳細】
名称:水木しげるの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~
開催場所:東京シティビュー
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階
アクセス:東京メトロ日比谷線「六本木駅」1C出口から徒歩3分
実施期間:7月8日(金)~9月4日(日)
営業時間:10:00~22:00(※最終入館は21:00)
料金:一般1,900円|シニア(65歳以上)1,600円|高校・大学生1,300円|4歳~中学生700円
※価格は前売りチケット料金です(当日券は前売券よりプラス300円)
<文=宮本沙織>
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
提供・あそびのノート
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