9位:バッキンガム宮殿(イギリス・ロンドン)
「バッキンガム宮殿」は女王陛下の公邸であると同時に、ロイヤルファミリーが各国からの賓客をもてなす迎賓館としての機能を持つほか、国家的な各種行事が行われる場所でもあり、世界でも数少ない執務が行われている王宮の1つです。敷地面積は、約1万坪。総部屋数は775部屋という壮大な場所です。
宮殿内は、1つの町のように接見室や舞踏会場はもちろん、美術館や警察、消防署や診療所も兼ね備えられています。また、女王在宅時は王室の旗、不在時は英国国旗が宮殿の上に掲げられています。
9位:ビッグ・ベン/エリザベス塔(イギリス・ロンドン)
ロンドンの象徴とも言える「ビッグ・ベン」は、英国国会議事堂であるウェストミンスター宮殿に付属する時計台の愛称で、正式名称は「エリザベス・タワー」と言います。
左手にロンドン・アイを眺めながらウェストミンスター橋を渡りきると、テムズ川越しにビッグ・ベンの雄大な姿を一望することができます。これを見ると「ロンドンに来た!」という実感が湧き上がってくることでしょう。
ビッグ・ベンへのアクセスは、地下鉄で「Westminster(ウエストミンスーター)」駅からが一番近いです。特に人気のエリアで、人がとても多いのでスリに気をつけて下さい。
11位:サグラダ・ファミリア(スペイン・バルセロナ )
スペインを訪れたなら見ないわけにはいかないのが「サグラダ・ファミリア」です。天才建築家アントニオ・ガウディがその建築に生涯を捧げた大聖堂で、1883年、31歳のガウディが2代目主任建築家として就任して以来、亡くなるまでの43年間のほとんどをここで過ごしたそう。
建設開始から130年以上経ってもなお建築中で、完成することはないんじゃないかと言われていたものの、ガウディ没後100年の節目にあたる2026年の完成を目標に進んでいます。
2005年には、未完成ながら一部(生誕のファサードと地下礼拝堂)が世界遺産に登録されました。サグラダ・ファミリアの前に広がる公園からは、建物の全景を撮影することができます。
12位:真実の口(イタリア・ローマ)
「真実の口」は、6世紀に造られた赤いレンガが特徴的な、サンタ・マリア・コスメディアン教会(Santa Maria in Cosmedin)の外壁にあります。円盤状の石には海の神が彫られており、元々は、古代の下水溝のマンホール、はたまた井戸の蓋だったという説も。
そんな「真実の口」には、あまりに有名な面白い言い伝えがあります。嘘をつく人がそこに手を入れると、抜けなくなるという伝説です。映画『ローマの休日』でおなじみですね。伝説とはいえ、隠し事などがある人は、手を入れないほうが良いかもしれませんね。
13位:大英博物館(イギリス・ロンドン)
ロンドンと言ったら忘れてはならないのが、世界三大博物館の一つでもある「大英博物館」です。世界の民族資料から考古学的価値の高い古代の出土品まで、貴重な文化遺産となる所蔵品の数は800万点ともいわれていますが、一般公開されているのはそのわずか2%ほど!それでも1日ではすべて見られないほど、その展示数は膨大です。
そんな中でもこれだけは必ず見るべき!という人気の展示物は、エジプト考古学史上最重要な発見とされるロゼッタストーンと、ギリシャのパルテノン神殿を飾った大理石彫刻です。
館内はとにかく広いので、公式サイト(日本語)にある「1時間過ごす」「3時間過ごす」などの見学コースを参考にするのがおすすめです。見るべきもの、見たいものを事前に調べておくことで、効率よく館内を巡ることができます。
14位:ドゥオモ(イタリア・ミラノ)
「ドゥオモ」とは、街を代表する大聖堂のこと。こちらの「ドゥオモ・ディ・ミラノ(Duomo di Milano)」は、日本語で「ミラノのドゥオモ」という意味で、名前の通りミラノを代表するランドマークの一つです。
重厚でどっしりした佇まいでありつつも、見るものを圧倒する華美な装飾が施されたこの建物は、イタリアで最大かつ最高傑作のゴシック建築物と称されています。空へ突き刺すようにそびえ立つ尖塔は全部で135本、装飾の一部となっている聖人の彫像は2,245体にも及び、目にするだけでも迫力満点!
正式名称は「サンタ・マリア・ナシェンテ教会」といい、日本語にすると「聖母のための教会」という意味を持ちます。その名の通り、135本ある尖塔の一つには黄金に輝くマリア像が設置されており、長年に渡ってミラノの街を見守り続けています。
15位:フォロ・ロマーノ(イタリア・ローマ)
紀元前753年「パラティーノの丘」にローマが建国された後、その麓に整備された場所がこちらの「フォロ・ロマーノ」で、かつて繁栄を極めた古代ローマの中心地です。
「フォロ」とは、政治、経済、宗教の中枢となる公共広場を意味し、古代ローマ時代は神殿や凱旋門、裁判所などに加えて、歴代の皇帝たちが権威と財力を誇示するために次々と巨大建造物を建設していました。驚くことに、今もなお当時の遺跡の発掘作業が続いています。
また「すべての道はローマに通ず」という言葉が生まれた場所でもあります。ここがイタリアのすべての道の終着点となることを目指して、時の皇帝カエサル・アウグストゥスが、このフォロ・ロマーノに立てた石柱も確認することができます。
16位:パンテオン(イタリア・ローマ)
「パンテオン」は、高さと直径どちらも43.3メートルで、石で造られたドーム型建築物としては世界最大の傑作と言われています。紀元前25年頃、すべての神々の神殿として建設されましたが、火事で焼失し、現在の建物は西暦118年、ハドリアヌス帝によって28年かけて再建されたものです。後に、カトリックの聖堂となりました。
内部には、イタリアの著名な画家であり建築家である、ラファエロのお墓があります。また夜間のライトアップによって、浮かび上がる神秘的なパンテオンの姿も人気があります。