デリカシーがない人の発言⑥「これだから女(男)は」

これは性別による差別を象徴するような発言の例です。
女性に対しても男性に対しても特徴や得て不得手はあれども「こうあらなければならない」というものは今の世の中ナンセンスです。
しかし、デリカシーのない人ほど自分の偏見に固執し、他社の感性を柔軟に受け入れることができず、相手の心へ配慮をすることが出来ません。
そのため「女なのに」「これだから女は」という発言や「男なのに」「これだから男は」という発言がある意味悪気も無く飛び出してしまうのです。

彼氏や彼女がデリカシーのない人間の場合はこういった発言にカチンとくる人も多いでしょう。
そもそも「彼氏本人」や「彼女本人」としてではなく「女」や「男」という部分にカテゴライズすること自体が失礼なことです。

近年では性同一性障害やLGBT(性的マイノリティ)も許容してお互いにより生きやすい社会を目指しましょうという風潮の中、デリカシーのない人間は多種多様な在り方を自分軸に照らし合わせて否定してしまう傾向があるようです。
今の時代、「男だから」「女だから」という発言自体がデリカシーのない人の発言と取れるのです。

デリカシーがない人の発言⑦「今日、生理?」

これは女性に限ったことになりますが、機嫌が悪い時や体調が優れないときに、わざわざ生理かどうかを聞いてくるデリカシーのない人もいますし、ある意味嫌がらせとして聞いてくる人もいます。
こういったデリカシーのない行動をする人の心理と神経が、デリカシーのある人間には理解できないのです。
男性の中には女性の感情の起伏が激しい時や、女性がいつも機嫌が悪い時、イライラしている時=生理という方程式が成り立っている人もいます。そしてそれを悪気も無く聞いてくる人もいるのです。

明らかに体調が悪い時に心配して投げかけた質問かもしれませんが、他人がいるところであからさまにそういった発言をしないで欲しいのが女心。
寧ろ親しい友人かもしくは彼氏・旦那にしか知られたくないというものが生理です。
しかし、デリカシーのない人間は「生理であるということを周りに知られたくないだろう」という心の配慮が出来ない為に、ストレートに「今日生理?」などという発言が飛び出してくるのです。

デリカシーがない人の躱し方① 相手にしない

デリカシーのない人と上手に付き合っていくにはどうしたらよいのでしょう。
デリカシーのない人は根本的に悪気なく行動したり発言をしたりしているので、まずは「相手にしないこと」です。
彼氏や家族等の特別な関係でない限りは、相手の発言を真に受けないことや発言を聞き流してしまうということが対策の一手目と言えるでしょう。

相手のデシカシーのない発言が炸裂した際にもあくまで「相手にしない」「反応をしない」という態度をとるのです。
そしてデリカシーのない人の自己承認欲求という心理を満たさせないことで「この人には何をいっても暖簾に腕押し、意味がないことなのだな」ということを理解させるという手段です。

相手に話をしてもとにかく反応が返ってこないのであれば、デリカシーのない人もだんだんと発言しなくなってくるでしょう。

デリカシーがない人の躱し方② 不快の意志を伝える

次に、デリカシーのない相手が彼氏や彼女、家族、パートナーであった場合には相手にしないという冷たい態度をとるわけにはいきませんね。
そこで、多少小言をいう自分自身にも負担がかかりますが、あえて不快を意を伝えてあげるということも対処方法の一つです。
デリカシーのない発言をされて私はこう思った。ということをきちんと伝えてあげるのです。

この時のコツは自分の感情を冷静に言葉にして伝えること。怒鳴り声をあげて感情をぶつけるのではなく、相手に「私は怒った」「嫌な気持ちになった」「悲しかった」という言語を介して相手に感情を伝えることです。

根気のいる作業になりますが、彼氏や彼女、旦那や妻などの長く一緒にいたい相手ならば、しっかりと向きあって相手のデリカシーのない部分すらも包み込んであげる器量を養いましょう。