デリカシーがない人の発言②「~さんのセンスって微妙。」

次にあげられるのは身にまとう装飾的な部分への指摘です。
女性であれ、男性であれ自分の美的感覚やセンス、「良い」と思ったもの身に着けます。
そしてそれらをわざわざ否定されて気持ちのよい人などいないのです。
デリカシーのない人はこういった「本人へのセンス」への指摘も実に鋭く行います。
ある意味周囲の人が「それはちょっと…」といえないような部分ですらも、気持ちよいほどにバッサリと切り捨ててしまうのもデリカシーのない人の特徴的な部分といえるでしょう。

そのために「その着こなしがおかしい」「その髪型は太く見える」などといった外見的な指摘もずばずばと行います。
もちろん、相手の心理的・精神的ダメージなどはお構いなしなので言われた側は傷ついてしまいます。
こういった発言をずばずばと行う人を彼氏や彼女に持った人は喧嘩が絶えないか、もしくはこのデリカシーのない発言に慣れていくしかないともいえるでしょう。

デリカシーがない人の発言③「だから恋人がいないんだよ」

時々、デリカシーのない人が踏む地雷の中でも恋愛関係にまで踏み込んでくることがあります。
豪快な女性に対して、または繊細で器用なことが得意な男性に対してなど、自らの作り上げた既成概念から脱することを受け入れられずに相手に対して「だから恋人ができないんだ」という発言をしてしまう人もいるのです。
そもそも彼女や彼氏といった恋愛に関する事柄やプライベートな事柄は赤の他人が指摘する部分ではありませんし、失礼に当たります。

しかしデリカシーのない人間は、この境目がわかりません。
そのために相手の地雷やコンプレックスを無視して、ずけずけと相手の触れられたくない部分、心理学的に「自己防衛本能」が働く部分にまで踏み込んでしまうのです。

デリカシーがない人の発言④「ちょっと遅刻したくらいで」

デリカシーのない人間は、相手の「目には見えないもの」を奪ったり傷つけたりすることに対して非常に鈍感です。
それは男性だから、女性だからといった概念は存在しません。男性であっても女性であっても相手が持っている「目には見えないもの」を奪ってしまうことに何ら罪悪感を感じないのです。

そのデリカシーのない人間が奪ってしまうものの一つに「時間」というものがあります。
人がお金でも買えないもの。そのうちのひとつは「時間」です。
デリカシーのない人間はそういった時間を奪っていることですら何ら気に掛けることはできないために待ち合わせなどで遅刻をして怒っても「ちょっと遅刻したくらいで」という発言が飛び出してくるのです。

たしかにちょっと遅刻してしまうことで人生に大きな影響はないかもしれません。
しかしその心持ちに問題があるのです。
デリカシーのない人間は待たせてしまった相手に対して「ちょっと遅刻したくらいで」という発言をします。
一方、デリカシーのある人間は待たせてしまった相手に対して「待たせちゃってごめんね、大事な時間をもらったのに」といえるのです。

人間には寝坊してしまうこともあればトラブルで遅刻してしまうこともありますが、その「時間」に対する認識の違いがデリカシーのない人間と、ある人間とだと大きく意味合いが違ってくるということなのです。

デリカシーがない人の発言⑤「だから○○って言われるんだよ」

デリカシーのない人の発言を上げるとすれば「これだから○○って言われるんだよ」という発言。例えば「だから彼氏(彼女)できないって言われるんだよ。」「だから気が利かないって言われるんだよ。といった発言がそれらに当たります。
このように相手の人柄をただ否定し続ける人がいます。
デリカシーのある人は「こういう風に直したらよいと思う」という発言をするのに対して、デリカシーのない人はただただ否定だけを繰り返すのです。

本人が直さなくてはいけないと気づいている欠点かもしれませんし、気づいていない欠点かもしれません。そういった配慮をなしにただ否定をしてしまうのは、相手の自己肯定感という心理を傷つけてしまう結果につながります。
男性が女性に対して「こうあるべき」という自分の感性を押し付けてしまうこと。反対もしかり、女性が男性は「こうあるべき」という自己中心的な偏った概念を持って「だからあなたは○○なのよ」という発言はとてもデリカシーのない発言といえるでしょう。