「できること」を増やすと、「痩せる」は後からついてくる
――なぜ、そこまで前向きでいられるんでしょうか?
ネガティブな感情で過ごしていても、何もいいことはないって思うんですよね。もし、どうしてもネガティブになってしまうのであれば、何か一つでもいいので、日々の暮らしの中ですよ。
一番いいのは、体を動かすこと。腕立てとか、腹筋とか、いきなりたくさんやらなくてもいいので、5回できたら次は6回、次は10回と、目標を決めて取り組んでみてください。
昨日よりも成長している自分に気付くと、自然と自信が湧いてくる。「やればできる」って気持ちになってくると、すごく前向きでいられるんですよね。
――小さなことから始めてみるといいんですね。でも、運動嫌いな人からすると、やはり継続がなかなか難しいような……。
運動が続かない人におすすめなのは、必ず「ちょっと頑張ったら達成できる目標」を持つことです。
ダイエットのために運動するという女性は多いと思うんですけど、「3キロ痩せる」みたいな目標って、目標達成までに時間がかかるし、生理などの体調変化で体重が戻ることもあるから挫折しがちなんですよね。
でも、「今日は腕立て30回やってみるぞ」っていう短期の目標だったらどうですか? 頑張ればクリアできそうですよね。
やったらできる目標を立てる、それを少しずつステップアップしていく、そういう風にトレーニングできると長続きすると思いますよ。
――なるほど。そうしているうちに、自然と痩せていきそうですね。
そうなんですよ。「3キロ痩せる」は、後からついてくるものでいいんです! 「できることを増やすこと」に夢中になっていると、自然と体は引き締まっていくものなので。
痩せないことで一喜一憂しなくていいから、心もヘルシーな状態でいられます。
コロナ禍での仕事激減。私生活に転機が訪れた
――昨年から今年にかけて、お仕事の調子はいかがですか?
実は、コロナの影響はすごく受けました。テレビ出演の予定がなくなってしまったり、1カ月くらいまるまるお仕事がなくなっちゃった時期もあったんですよ。
去年はアウトドア系の企画も何かやれたらと思っていたところだったので、そういうのもできなくなって。
思い通りにいかないことが多くて、苦しかったですね。自粛期間のストレスのせいか、珍しく体調も崩しましたし……。狭い部屋にずっといたせいか、狭いところが苦手になってしまって。
意外と自分は弱かったんだなとか、こういうことが苦手なんだなとか、いろいろ気付くこともありましたね。
今は海に近い広い部屋に引っ越して、体調も良くなりました。心地いい環境に身を置いて、清々しい毎日を送っています。
――悩んだり、苦しんだりしたことで、自分を知るきっかけになったわけですね。
はい。もしも心がざわざわするときは、瞑想したり、ヨガをしたり、腹式呼吸をしたりして、リラックスすると心が落ち着きます。
――コロナ禍の自粛生活で気が滅入ったり、先の見えない状態に不安を感じている人も多いと思います。そういう女性たちに、ぜひ試してみてほしいことは?
やっぱり、体を動かすことですね。騙されたと思って、簡単なことからでもいいので、何か運動を始めてみてください。
これまで何も運動してこなかった方なら、すぐに自分の成長を感じられるはず。昨日より今日の自分、今日より明日の自分にできることが増えるのって、めちゃくちゃ楽しいですよ。
しかも、心と体の健康にもいい。遠い未来の目標を追い掛けるだけじゃなくて、日々変わっていく自分を楽しみながら、過ごしてほしいなと思います。
書籍情報
『RISAKO’s RULE HAPPYをつくるトレーニングとライフスタイル』(宝島社)
SNSフォロワー累計30万人以上!人気フィットネストレーナー、パフォーマーとして活躍中の田辺莉咲子。美BODYのヒミツを公開!“昨日よりキレイな自分”に。引き締まっていても女性らしく、低身長でもファッションを楽しむ!コンプレックスを強みに変えるライフスタイルブック
提供・働く女のワーク&ライフマガジン『Woman type』(長く仕事を続けたい女性に役立つ、キャリア・働き方・生き方の知恵を発信中)
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