起業に踏みきれない理由は、資金不足!

一方で、同調査では起業に関心の高い人を対象に「起業に対して不安に感じていることで、起業に踏み切れない(なかった)要因」(複数回答)を質問しています。その結果、全年代で「自己資金の不足」が52.3%、次いで「資金の調達の難しさ」が39.3%、さらに「収入減など失敗した時のリスクが大きい」が37.8%でした。

起業においては、ある程度まとまった資金が必要となりますが、資金面で不安を感じている人や、資金調達の難しさから起業に踏み切れないという人が多いことが分かります。

退職金があるという人も、前述した通り老後に不足する生活費を補うために残しておくのが懸命でしょう。加えて、退職金の一部は余ることが予想される場合であっても、想定外の医療費や住宅の建て替え・修繕などの出費が生じる場合にも備えておきたいところです。

では、どのようにして起業資金を準備するのがいいでしょうか。

起業の資金づくりを投資で始めよう!

起業資金を調達する方法はいくつかありますが、融資を受けるために銀行などの金融機関に相談する場合も、事業計画書の作成とともに、ある程度の自己資金が必要と言われています。起業の場合であれば、資金の30~50%を自前で用意したいところです。

そこで自己資金を準備するために、今のうちから投資を始めてみるのはいかがでしょうか。定年後の起業を想定するのであれば、現役の働き盛りのうちに準備しておくことができるでしょう。

投資には、「株式投資」や「外貨預金」「投資信託」などさまざまな種類がありますが、定年までの時間に余裕があればコツコツと資産形成に取り組むことが可能です。投資には、元本割れなどのリスクがともないますが、大切なのはリスクをきちんと理解し、損失のリスクを抑えることです。

例えば、積み立てタイプの投資信託を長期的に運用すれば、リスクを分散しながら資産形成につなげることができるでしょう。

現役のうちから、定年後の計画を立てよう

定年後にやりたいことが決まっている人もそうでない人も、現役のうちから計画を立て準備しておくことが重要です。まずは日々の生活費が足りるかを試算し、さらにどのような時間を過ごしたいか考えてみましょう。いずれの場合も、お金の準備は早いうちから取り組んでおいて損はありません。人生100年時代、定年後の時間も豊かに過ごすため、十分な資金を準備できるといいですね。

提供・UpU

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