高知県へ引っ越しや転勤、移住を考えている人は必見!高知県の魅力や基本情報、おすすめの市町村などを紹介しています。それに加えて、移住支援情報や就業支援情報についても解説します。高知県に興味を持っている方、移住しようと考えている方は参考にしてください。

高知県ってどんなところ?

人口 759,700人 (推計人口、2012年3月31日)

高知県は、「海の国」としてのイメージが強いですが、そのほとんどが海の近くまで山が迫る典型的な山国で、山地率は89%と全国一位です。温暖な気候、複雑な地形、そしてたびたび訪れる台風の猛威などの自然が、土佐特有の風土をつくりあげています。坂本龍馬や吉田茂など、数多くの先人・偉人を輩出してきた歴史と風土があります。

高知の自由で豪快な気風は、「いごっそう」や「はちきん」と呼ばれる、おおらかな中にも芯の通った県民性を育み、アイデア豊かな土佐人の知恵と行動力は、こだわりのある園芸作物や産業技術を生み出しました。

また「よさこい祭り」に代表される個性豊かな地域の文化を発展させてきました。まずは、高知県の特徴や魅力をご紹介しましょう。

高知県の特徴や歴史

「とさ」の呼称は、古くから国産みの神話のなかで、土佐国建依別(とさのくにたけよりわけ)とよばれ、雄々しい男の国とされています。

戦国時代には長宗我部氏が土佐を統一し、その後関ヶ原の合戦で西軍に味方して破れた長宗我部氏に代わって、1601年に山内一豊が国主として入国しました。幕末には、坂本龍馬など多くの志士を輩出し、明治維新には板垣退助などが自由民権運動を起こしました。

また中江兆民、幸徳秋水などの思想家や岩崎弥太郎などの実業家、牧野富太郎、寺田寅彦などの学者と、数多くの偉人を輩出しています。

高速道路や新幹線、空港へのアクセスの良さ

高知県内は、JR土讃線、空港連絡バス、路面電車、路線バス、トロリーバスと交通機関がたくさんあります。県内対象エリアの鉄道・バス・路面電車が乗り放題になる交通PASSやオトクなきっぷもあります。

首都圏からは、羽田空港から高知龍馬空港まで飛行機で約1時間20分、高知龍馬空港から高知駅までは空港連絡バスで25分です。新幹線なら東京から岡山駅まで約3時間20分、岡山駅から特急で約2時間30分で高知駅に着きます。

その他の情報

日本最後の清流といわれる四万十川(しまんとがわ)のほか、水辺利用率全国一の仁淀川、物部川、安田川など四国山地に源を発する清流が多く流れています。

北は四国山地で愛媛県、徳島県に接し、南は太平洋に面して扇状に突き出しています。太平洋を臨む海岸線は長く、西部はリアス式海岸、東部は隆起海岸で平坦な砂浜が続いています。気候は黒潮の影響を受けて冬でも温暖であり、台風の襲来も多く、1951年以降の台風上陸数は鹿児島県に次いで2番目に多い県です。

太平洋に突き出た足摺岬、室戸岬は強風でも知られています。温暖多湿な気候のため、足摺岬や室戸岬ではアコウ、ビロウといった亜熱帯植物が自生し、高知平野では早場米が収穫されます。

また、古くから野菜のハウス栽培が行われています。高知県は、大都市圏と比較すると出産や子育てによる離職が少なく、地域別の子育て世帯の家計支出を見ると、東京と比較して1ヶ月の生活費は約9万円低くなっていて、子育てしやすい環境にあるといえます。

高知県の移住支援・就業支援制度

高知県に移住したい!どこの市町村がおすすめ?移住や就業支援の制度などを調査!
(画像=『移住支援.com』より引用)

続いて、高知県にはどのような移住支援・就業支援制度があるのか見てみましょう。

高知県移住支援特使

「高知県移住支援特使」は、高知県にゆかりがあり、「高知家」の取組みに共感した民間企業の県外在住の人々に協力をお願いし、それぞれの人が赴任している地域で、情報を提供してもらっています。

高知県への移住に関する情報を知りたい。移住の相談に乗って欲しいがどうすればよいかわからない。移住の相談に高知県まで行くのは難しい、という声に、「高知県移住支援特使」が応えてくれます。

ちなみに、2020年3月31日現在は、次の方々が特使として協力されています。

四国銀行の広島・大竹・岡山・大阪・香里・守口・尼崎・東京の各支店支店長と神戸支店執行役員支店長、クラブツーリズム業務推進課長、太陽石油執行役員総務部長、四国電力東京支社総務課長、三愛石油人事総務部広報課長兼秘書課長、全日本空輸羽田空港マネジャー、高知銀行の東京・大阪・岡山・高松・徳島・阿南・池田・松山・今治・新居浜・八幡浜・宇和島・城辺の各支店支店長、サカイ引越センター代表取締役社長、ヤマトホームコンビニエンス代表取締役社長、住友不動産住宅再生事業本部長、アートコーポレーション取締役副社長。

高知家で暮らし隊

「高知家で暮らし隊」は、UIターンを、高知県がひとつになりワンストップで応援する制度です。 まだ具体的にUIターンを決めていない人も、これから情報収集をはじめる人も気軽に登録してみてください。

まず、移住・交流コンシェルジュが、希望の「高知暮らし」を、一人一人に寄り添いながら、就職支援のプロや県内全市町村の担当者と協力して、情報提供や、UIターンに関する提案をします。

また、UIターンに役立つ各種割引サービス等の特典を提供しています。

サポートの例としては、レンタカーの基本料金より20%割引、高知県内の宿泊施設の宿泊割引やドリンクサービスなどの特典、航空運賃+宿泊費のパッケージ商品の割引、引越しの基本料金を最大30%割引、高知市内の対象賃貸物件を最低3ヶ月から賃貸契約可能、リフォームの工事費に係る諸経費率を割引、住宅ローン・目的型ローン・暮らしのプランの金利優遇などがあります。

お試し滞在

高知県には、家財道具や調理器具が一式備えられていて、田舎暮らしを試してみるのにピッタリな「お試し滞在施設」が多数あります。いきなり移住することに不安を感じている人や、移住先を決めかねている人などにおすすめです。

地域の人柄や風土に触れるチャンスです。1泊2日から利用できる短期滞在型や、1ヶ月からじっくり利用できる長期滞在型があります。

外観や屋内写真、利用料、入居期間、設備備品や立地状況などが詳しくわかる以下を参考にしてください。※現在、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、利用休止中の施設があります。利用可否につきましては、各市町村に問い合わせてください。

移住・交流コンシェルジュ

高知県では、U・Iターンを考え中の人や、移住して間もない人を対象に、移住・交流コンシェルジュが仕事探しや暮らしのサポートを行っています。

希望の暮らし方を聞き、一人一人に寄り添いながら、地域・仕事・住まいの情報の紹介や疑問や不安の解消をサポートします。高知県内34市町村や一次産業などの専門分野の担当者と日ごろから連絡を取り合い、より良いサポートができるよう、一緒に取り組んでいます。

仕事・暮らし・住まいの情報の他、高知の最新情報を伝えます。高知をもっと知りたい人は、フェアや体験ツアーに参加して地元の人に話を聞いてみませんか?

移住支援金

東京23区(在住者または通勤者)から高知へ移住し、対象企業等に就業または高知県内で起業した人で、一定の条件を満たす人に、2人以上の世帯で移住した場合100万円、単身で移住した場合60万円の移住支援金を支給します。

市町村ごとに条件が異なりますので、詳しくは市町村に問い合わせてください。