離婚を決意したあなたに必要なのは、時間と準備と心構えです!

離婚を後悔しないために知っておくべき準備と心構え
(画像=photo-ac.com/、『Plus Quality』より引用)

どんなに愛し合って結婚しても、お互いの相性が悪くなることはあるものです。単に恋愛関係であればフェードアウトしてそのまま別れることもできますが、離婚は恋愛とは違い、二人だけの関係ではなく、お互いの両親を含めてかなりきつい葛藤や罪悪感にさらされることとなるはずです。離婚して自由を手に入れるには、その泥沼をくぐり抜ける覚悟が必要になるでしょう。

もちろん、そうそう簡単には別れることができません。離婚には煩雑な法律の手続きも必要なのです。結婚は婚姻届1枚であっという間に手続きが終わるのに、離婚はその数十倍も神経を使わねばならないことが出てきます。

どのような手続きが必要かは、離婚に関する法律的な対処の方法がネット上にたくさんあるので今回はここではあまり触れません。そのかわり、離婚するにあたってのメンタルの変化とその対処方法や、離婚後に苦労せずに自立する準備についてご紹介したいと思います。

離婚をしたいなら、まずは準備と心構えを胸に刻もう

離婚を後悔しないために知っておくべき準備と心構え
(画像=photo-ac.com/、『Plus Quality』より引用)

結婚生活が窮屈で苦しい、自由になりたいと思うことは多分誰にでもあると思います。それでも家族のために我慢して、自分を偽りながら結婚生活を続ける人も多いでしょう。結婚生活のストレスやひずみをうまく自分で発散できる人なら、表面上は何とかうまくやっていけるでしょう。しかし、そうじゃない場合は、結婚生活は苦痛になるはずです。「やっぱり、離婚したい」と思うとき、心は自由になりたい、早くこの窮屈で苦しい状態から一刻も早く解放されたいと願うのではないでしょうか。

離婚したい。その決意があなたの中で固まったら、まずは、それを一旦元に戻して、ポーカーフェイスになってください。うまく離婚するためには、これから再び独身に戻る状況に動じない心構えを持ち、離婚後の自分の経済的足場を固めていくのが賢い方法です。何食わぬ顔で日常生活を送りつつ、着々と離婚後のあなたの足場固めをしていくことです。

離婚は迷って当たり前。納得するまで時間をかけること

離婚を後悔しないために知っておくべき準備と心構え
(画像=photo-ac.com/、『Plus Quality』より引用)

夫のモラハラや浮気癖、家事や育児を丸投げして好き放題の態度に、ぐっと耐えている主婦もいるでしょう。「できるなら離婚したいけど、したくてもできない」という主婦のほとんどは、離婚後に自立できる経済力がないという理由のことが少なくありません。

特に長く専業主婦をしていると、離婚後にいきなり社会に出て自分が働けるのかどうか、働き口が見つかるかどうかも自信がないことが、離婚の大きなストッパーになっていると言えるでしょう。夫の退職を待って、そこで離婚を切り出す主婦が多いのはよく知られていることですが、これは夫の退職金が夫婦の財産分与の対象となるからです。

でもこの不景気なご時世では、期待した確実な退職金が出るかどうかはわかりません。まだ若いのなら、我慢しながら結婚生活を続けて夫の退職金を待つよりも、新しくリスタートし、自分の人生を生き直した方が幸せなのではないでしょうか。

しかし、離婚するかしないかは人生の大問題です。離婚をすれば、仕事も経済も家事も、また、子供がいるなら育児も、一人で背負うことになるのです。こう言われると、その責任の重さに押しつぶされそうになるでしょう。決心がつくまでには何度も葛藤するはずです。

そんなときは、肩の力を抜いてリラックスしてください。離婚について考える時間はまだたっぷりとあるのです。あなたが離婚しても後悔しないと100%思えるまで、気持ちをゆっくり整理していきましょう。

準備と心構えのない衝動的な離婚はNG

離婚を後悔しないために知っておくべき準備と心構え
(画像=photo-ac.com/、『Plus Quality』より引用)

配偶者のひどい態度に我慢を重ねてきたなら、何かトラブルがあるたびに「もう我慢できない!今すぐ離婚したい!」という思いがよぎるものです。しかし、その気持ちがスタート時期だと思って配偶者に最後通牒を切り出すのをぐっと我慢してください。我慢した分、離婚後の生活を見据え、準備を始めるのです。

離婚後の経済的な自立、あなただけの新居計画などをじっくり検討しておくのです。今は離婚を切り出しても、新しい生活への不安とストレスによるリスクが高すぎます。たっぷりと資金があり、次に住みたい場所の特定もできて、なおかつ就職やパートで生活資金の目処がついていれば、何も決まらないうちに衝動的に離婚をするよりも気持ちが安定し、随分楽になるはずです。配偶者への離婚の切り札は、自分の準備が出来たタイミングで出せば良いのです。

衝動的に離婚した後に後悔している人は、ほとんどが経済的な不安や孤独感、老後の不安といったことで苦しんでいることが多いようです。「やっぱり離婚なんてしなければ良かった」と後で思う人生は最悪です。あなたが100%離婚したいと思わない限りは、離婚は絶対にしてはいけません。