覚えておきたい離婚に向けた引越しの準備と心構え

離婚を後悔しないために知っておくべき準備と心構え
(画像=photo-ac.com/、『Plus Quality』より引用)

離婚が結婚よりも大変だとよく言われる理由は、とてもわかりやすいものです。結婚に向けての準備や引越しは配偶者との共同作業で行えますが、離婚は手続きから引越しまですべてを一人で行わねばならないからです。今まで嫌いではあっても、男手が頼りになることもあったことでしょう。

しかし、離婚では配偶者の手助けはゼロです。一旦離婚を切り出したら、そこから先は短期決戦です。離婚するための作業はかなりストレスフルなので覚悟が必要です。離婚届を書くときも書かせるときも、荷物を運び出すときも、二人の間には一触即発的な緊張感が漂います。これはかなりのストレスなので、心構えだけはしておきましょう。

離婚に向けた引越しの準備と心構え①実家に戻れるなら経済的に楽

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離婚後に新居に引越しすにはかなりの出費が必要になってきます。このときもし、あなたのことを理解してくれる親御さんがいるなら、実家に頼るのも考えてみることです。敷金礼金、月々の家賃の支払い額を考えると、実家にいくらかお金を入れて、しばらく家事や介護を手伝いながら居候させてもらうのです。

実際、実家に頼れるか頼れないかで、離婚後の経済面はかなり違ってきます。あなたが幼い子供を連れているなら、孫を可愛がってくれる親は頼りになるでしょう。子供を預けて、あなたはフルタイムで安心して働くことができるはずです。

しかし、両親にしても、いきなり娘の離婚話を聞かされると気が動転するものです。そこは両親の気持ちも推し量りながら、時間をかけて誠心誠意じっくりと話し合い、打診していくと良いでしょう。

離婚に向けた引越しの準備と心構え②離婚後に住む場所の下見は念入りに

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離婚後は自由になるのですから、今から自分が離婚後に住んでみたい場所を散策して探して見るのも気晴らしになるでしょう。あなたの新しい生活に自信が持てるように、少しでも自分の希望が反映された場所を探しましょう。そして周辺の環境やアパート、マンションの相場なども情報をよく調べておくと役立ちます。

都会で駅に近いほど物件は高くなるものです。しかし自転車があるなら、駅から遠くでも安くて快適な物件はいくらでも見つかります。また、都会よりも田舎の方が多少不便でも家賃が安く、広々とした居住空間や静けさ、自然に心が癒されるかもしれません。

離婚に向けた引越しの準備と心構え③なるべく経費が節約できる物件を探す

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引越しや新居選びは一人でやると結構な負担になることも多いものです。ここは信用できる友達などにも協力してもらって、早くから良い場所や物件に目をつけておくと良いでしょう。新居を借りる時に保証人が必要な場合もあるでしょう。離婚ということで人に頼みにくい場合は保証人代行サービスを利用する手もあります。他にも探せば保証人不要の賃貸物件や、敷金礼金ゼロの物件もあるので検討してみても良いでしょう。市営・県営住宅等も視野に入れると家賃が安く、経済的に楽になるのも確かです。

離婚後の生活の心構えができていても、あまりにも節約しすぎて以前の暮らしとの落差が大きすぎると、どうしても気持ちが落ち込んだり惨めな気持ちになりがちで、「こんなことなら離婚しなきゃ良かった…」と後悔することにもなりかねません。そうならないためにも、自分が惨めにならない程度の安心できる物件との折り合いを大切にしてください。自信を持ちましょう。仕事をがんばってこなしていけば、経済的な苦境は必ず乗り越えられます。

離婚に向けた引越しの準備と心構え④近場に引越しすメリットとデメリット

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今配偶者と住んでいる場所の近くに引越しすのは、現在と環境がさほど変わらず、店や道など勝手知ったる場所のため新しい生活に馴染みやすいでしょう。また近場なら、引越し荷物が少なければ自分で運ぶこともできる上、引越し業者に頼んでも安く上がるのがメリットです。

しかし近場だと離婚した元配偶者とばったり顔を合わせるという可能性も出てきます。特に離婚後に見知らぬ女性と楽しげに買い物をしている元配偶者を見てしまうと、嫌で別れたとは言っても複雑な気持ちになるはずです。スーパーなどで買い物をしている時、偶然一人で買い物している元配偶者に鉢合わせることもあるでしょう。彼が一人で自炊していると考えると、長年の習慣のせいで罪悪感に襲われてしまうかもしれません。

このように近場に引越しすのは、いつまでも過去から解放されず心がガタガタになるデメリットもあるのでよく考えて決めましょう。