妊娠初期のむくみの原因*血流が悪い
妊娠中は胎児に血液を送るため、母体の血液量は増加しています。限られた血管で増加した血液が巡っているわけですから、単純に考えて血流は悪くなりますよね。
胎児のためにと、あれこれやろうとすることは大事ですが、母体管理も生まれてくる赤ちゃんのためになることを忘れてはいけません。
血液量が増えても貧血にはなりやすいのが妊娠中です。
鉄分をとることは妊娠中常に心掛けておく必要があります。自分のことはついつい後回しにしがちですが、「普段から心がける」くらいの気持ちでいないと、むくみと貧血がダブルで襲ってくることになりかねませんよ。
妊娠初期のむくみの原因*水分の増加
増加した血液の話をしましたが、血液のほとんどは当然ながら水分です。
その水分が、皮下脂肪にたまってしまい、むくみの原因となってしまいます。
妊娠初期からむくみやすいのは、これが原因なのです。仕方のないこととは言っても、病院でも気を付けるように言われますので、放ってはおけないですよね。
夏場はそれでなくても水分をとる量が増えます。
妊娠中は体調の変化や嗜好の変化もありますので、人によってはものすごく飲み物が欲しくなったりすることもあるでしょう。
むくみやすい人はより注意が必要となるのです。
むくみは何に影響する?
妊娠初期から気を付けよう!
むくみが出やすいのは、顔、手、指、足などですが、胎児への影響はどうなのでしょう。
むくみそのものは、胎児への影響はないのですが、むくみ以外の妊娠中毒症や妊娠高血圧症候群のほうが胎児への影響が心配されます。
食生活や生活スタイルに気を付けることで、むくみ以外の病気になるリスクも減りますので、妊娠中は過保護にしない程度に自分の身体のケアが必要となります。
足にむくみが出ると、歩いていても疲れやすかったり、床に座った時に突っ張ったりしますよね。
日常生活に支障が出るのは良くないので、検診の時にきちんと相談したほうがいいでしょう。
妊娠中は、自分の身体なのに思うようにいかないことも多いものです。話しやすい看護師さんや助産師さんに世間話程度でも話してみると、いいアドバイスをくれたりしますので、病院スタッフとも仲良くなれるならなったほうがお得ですよ。
妊娠初期の体調管理
初産の場合、周囲は過度な心配をしてくるかもしれませんが、普段通りに生活して大丈夫です。つわりが出てきたら、無理せず食べられるものを食べておけばいいのです。
赤ちゃんのためだから、と思って無理をすることは、ただストレスが溜まるだけです。
なんでもやり過ぎは良くないので、普段通りに身体を動かして、普段より少し多めに休憩を取る生活を心がけましょう。
妊娠初期はとにかく周囲が優しくなりますよね。労わる事を身体で実感することでしょう。みんな、元気な赤ちゃんが生まれてくることを待ち望んでいる証拠ですよね。
お母さんが食べたものが胎児にいくのだからと、食事にも気を付けるようになると思います。しかし、実際は、胎児に影響が出るような食品はそう出回っているものではありません。
むくみに繋がるようなものは食べないに越したことはないですが、美味しく食べ笑顔で妊娠期間を過ごすことの方が赤ちゃんへの影響も良いに決まっています。
過敏にならず、むくみ対策、妊娠中毒症対策を怠らずに過ごしたいですね。