結論:妊娠初期のくしゃみは、胎児に影響はありません!

たとえ妊娠初期にくしゃみがよく出るようになったとしても、それはホルモンバランスの変化によるもので、心配はありません。
さらに、くしゃみをしておなかが痛いと感じたことが有っても、それは子宮周りの筋肉の収縮によるものです。胎児に異常が起きた証拠とは考えられませんので、安心してください。

くしゃみをしたことによって、胎児への影響をアレコレ考えるほうが、母体にとってはストレスになります。心配事は、少しでも減らしたほうがよいですよね。

妊娠初期のくしゃみによる「腹痛」を抑える方法

妊娠初期のくしゃみは、胎児に影響は無いことはわかりました。しかし、くしゃみがよく出るようになったり、腹痛が酷かったりする場合は、やはり母体に負荷がかかります。くしゃみによる腹痛を抑える方法は無いものでしょうか?

くしゃみしそうになったとき、腹痛を抑える方法はいくつかあります。

(1)手近なものを掴む

くしゃみしそうになった時が電車の中であれば、手すりやつり革を掴みます。外出先であれば、電柱やガードレール、看板など。身の回りに建物が無い場合は、自分のかばんでも結構です。
とりあえず、くしゃみが出そうになったら、何か手近なものを思い切り掴みましょう。その状態でくしゃみをすれば、くしゃみの衝撃がその掴んだものに逃げていくはずです。

(2)鼻をつまんだり、歯を食いしばる

これらも、くしゃみ時に「痛い」と感じることを予防する方法です。
おなか以外のどこかに力を入れることによって、くしゃみ時におなかに力が入りすぎることを予防するのです。

妊娠初期のくしゃみは、できるだけ控えめに

大きな声や動作でくしゃみをすれば、たしかに気分はスッキリと晴れるでしょう。しかし、くしゃみによるオーバーな動作は、時に鼻や喉の粘膜に傷をつけ、痛い症状を引き起こす原因にもなります。
おなかに余計な圧力を加えて腹痛を引き起こさないためにも、妊娠初期のくしゃみはできるかぎり控えめを心がけましょう。

妊娠初期のくしゃみ時は、尿漏れに注意!

くしゃみによる影響は、腹痛だけではありません。女性にありがちな尿漏れも、くしゃみによって引き起こされる場合があります。

妊娠中は、胎児によって大きくなった子宮が、膀胱を圧迫している状態です。くしゃみをすると、その反動が膀胱に及び、尿漏れをしてしまう人が多いのです。