昔から「早起きは三文の徳」と言われますが、早起きにはどのようなメリットがあるのでしょうか?近年人気の「朝活」とは、朝の時間帯に活動することを指しますが、通学・通勤前の時間を有効利用することでさまざまな効果が得られるのです。本記事では早起きして朝活するメリットや効果、おすすめの朝活、さらに継続のコツについても詳しく紹介していきます。
朝活とは?
「朝活」とは早起きしてスキルアップのための勉強や趣味の時間に充てる活動をいいます。
朝の時間を有効活用することで、達成感や充実感が得られ、その後の活動に対して前向きな気持ちになれるため、とても満足度の高い一日を送れるのです。
アメリカの「ウォールストリートジャーナル」も朝の4時を「最も生産的な時間」とし、「早起きすることで注意散漫になる時間を避け、効率的な一日を過ごすことができる」と断言しています。
実際に、朝活を実践しているビジネスの成功者も非常に多く、朝早く起きて活動する習慣を取り入れる人は増えてきています。
朝活効果で得られる5つの最強メリット
人によって朝活する目的なさまざまですが、朝活を始めてみるとその効果に驚く方も非常に多いようです。
ここでは、早起きして朝活することで得られる主なメリットを5つ紹介していきたいと思います。
脳のゴールデンタイムで勉強や仕事がスイスイはかどる
早起きがどのような影響を及ぼすのかについて、たくさんの脳科学権威者が研究を続けています。
脳科学者によって見解が異なる場合もありますが、多くの脳科学者は朝起きてからの3時間を脳がもっともよく働く時間帯、すなわち「脳のゴールデンタイム」だと考えています。
ヒトの脳をグラウンドに例えるなら、夜寝ている間に整備されて、朝にはきれいな状態になっているという感じなのです。
ですので、学習効率がアップしたり、良いアイディアが浮かんだりします。脳がすっきりした状態なので、情報処理がスピーディーになり脳がフル回転するからです。
脳科学の第一人者として有名な茂木健一郎さんも、某webメディアのインタビューで、脳のゴールデンタイムのメカニズムについて次のように語っています。
「私たちは日中の活動を通して、目や耳からさまざまな情報を得ています。その情報は大脳辺縁系の一部である海馬に集められ、短期記憶として一時的に保管されます。その後に、大脳皮質の側頭連合野に運ばれますが、この段階では記憶は蓄積されているだけです。
それが睡眠をとることで、記憶が整理され長期記憶へと変わります。すると朝の脳は前日の記憶がリセットされるため、新しい記憶を収納したり、創造性を発揮することに適した状態になります。この脳の仕組みが、朝の時間がゴールデンタイムだと言われる理由です」
出典:脳科学者が勧める「朝時間」の使い方[THE21ONLINE(PHP研究所)]
確かに受験や仕事のプロジェクトで大きな成果を上げる人は、朝に集中して勉強しているというケースが多いような気がします。
自分に自信がつく
寝坊してしまい日中の活動時間が短くなると、色々なことに追われるがまま時間が過ぎていってしまうため「一日を自分の思いどおりにコントロートできていない」と感じてしまいます。
また、寝坊すると心と体がシャキッとしないので、日中の仕事や勉強の能率が悪くなり、良い結果が出せなくなります。
このような体験を繰り返してしまうと「自分はダメなヤツ」「どうせ何をやってもうまくいかない」と、自分を悲観するようになり、どんどん自信をなくしていってしまうのです。
もし、このような状況に陥っているのであれば、早起きは最善の解決法です。
朝早く起きるという行動そのものが「やればできるじゃん!」という自信を持たせてくれます。
また、朝のゴールデンタイムを活用して何らかの活動をすると能率良くこなせる分、得る成果も高くなるので、さらに自信UPにつながっていきます。
寝坊して一日中無気力で過ごすのと、早起きするのでは人生の充実度や満足度が大きく違ってきます。