産後、下痢や腹痛に悩まされる人は結構多いと思います。
産後の下痢や腹痛には、いくつか原因があります。
病院にできるだけ早く行くべきもの、ある程度までなら自力で対処できるものなどいろいろとあります。
原因・対処法についてみていきましょう。
産後の下痢と腹痛の原因は?
産後、しばらくしたら、腹痛や下痢が続くこともありますよね。
いったい、原因は何なのか不安になるかもしれません。
産後の下痢や腹痛にはいくつか原因があります。
その原因を探っていきましょう!
産後の下痢の原因(1) 自律神経の乱れ
自律神経のバランスが乱れると、便秘や下痢を起こしやすくなったり、
疲れているのに眠れないなど、精神的・肉体的なストレスを増やしてしまい
それが原因でまた自律神経の乱れを生むといった悪循環も続きます。
また、ストレスによる吐き気なども発生させるケースもあります。
産後、赤ちゃんの生活リズムに合わせて昼夜関係なく起きていたり、
不規則な食生活を送っているケースが多いと思います。
そんな慢性的な寝不足・生活習慣の乱れなどから、自律神経のバランスが崩れやすくなります。
また、慣れない育児によるストレスなどでも自律神経はバランスを崩してしまうのです。
産後の下痢の原因(2) 潰瘍性大腸炎(IBS)
先ほどの自律神経の乱れとも関連するのですが、
ストレスが原因になる下痢や腹痛の症状を起こす病気として潰瘍性大腸炎(IBS)があります。
脳下垂体でストレスホルモンが産生され、その刺激で腸の状態が悪化する病気です。
この腸への刺激が繰り返されると、刺激に対して腸が敏感になります。
「知覚過敏」という状態になり、ほんの少しの刺激で脳がストレス状態と判断してしまい、
症状が繰り返され、悪化する…といった悪循環を引き起こします。
また、その刺激で腹痛が起こることもあります。
症状が悪化すると、吐き気などの別の症状が出てきたりするケースもあります。
長い間症状が続くこともあります。
「自己の喜怒哀楽をうまく表現できない」・「感情を自覚できない」人が、
比較的潰瘍性大腸炎を発症させやすい傾向にあるようです。
自分で「つらい」というのが意識できない・表現できないため、体が「つらい」と
表現するために、下痢や腹痛・吐き気などの続く辛い症状を与えているのです。