仕事着屋を再び開きたい
――すばらしいパートナーさんですね。
仕事着屋を再び開きたい (左)森島土紀子さん、(右)ライターのみきーるさん
森島「今は本当にひとりでさみしいですね。ただ、友だちと会ってランチしたり、お酒は大好きだから毎日いただいて、気分転換しています。でも最近はつらいニュースが多いから、それを目にすると気持ちが悪くなってしまって。自律神経が参っているのかもしれませんね。胃がキューッとなってしまうの。2年くらい前、胃がんになったんじゃないかと思ってすぐ診ていただいたんですけど、お医者様に『な~んにもない、きれいな胃だよ。パパさんロスでしょ』って言われてしまいました(笑)」
――何もなくてよかったです。
森島「夫は、すぐそばで見守ってくれていると思っています。それで今、また原点に帰って何か始めたくなったので、仕事着屋のほうをやろうかなと思っているところです。で、今は店舗を探し中。終の棲家だから、家も売って店舗住宅にしようと思っています。
私は今ひとりですが、母が住んでいたから家は二世帯住宅になっていて。でもひとりで住むには広すぎるから、好きなものだけ持ってあとは処分しようとしてるんですけど……さっき言ったみたいに糸だの布だの、かさばるものがたくさんあって捨てられないんです。ほかの人から見たら『ガラクタじゃない?』っていうようなものでも」
心豊かに生きるためのヒント
心豊かに生きるためのヒント お店のお皿はほとんど森島さんが作ったもの。
――しょうがを使うことでどんなお料理もおいしくなるように、たとえガラクタに見えるものでも、森島さんの手が加わると素敵に生まれ変わりますよね。森島さんのように心豊かに生きるためのヒントがありましたら、教えていただけますか?
そうですね、いくつかありますので挙げてみますね。
●自分のラッキーアイテムを見つける
森島「私にとっての“しょうが”のように、小さなころから大好きなもの、いつもそばにあるもの、手に取ると安心するものはありませんか? よく目をこらして見てみると何かのきっかけになったり、人生のテーマが見つかるかもしれません」
●直感を大切に、心の声をよく聞く
森島「『これがいい!』『この人が好き!』みたいに、心が弾む感覚を大事にするといいと思います。心が“好き”と言わないのに、条件がいいから、経歴が立派だから……といった情報に飲まれてしまわないほうがいいですよ」
●人にはガラクタでも、自分には宝物
森島「古い布や糸、旅先で買い集めた雑貨など、私は人から『ガラクタ?』と言われそうなものをいっぱい持っています。でも、どれも大好きだし愛しく思っています。すっきりした環境は素敵ですが、『捨てられない私はダメだ』とうつむくのは違うはず。ガラクタか宝物か、決めるのは自分です。自分の価値観に自信を持ってくださいね」
――ありがとうございました!
後編では森島さん秘伝のしょうがレシピと、美しさの秘密を教えていただきます。
<取材・文/みきーる 写真/渡辺秀之> みきーる ジャニヲタ・エバンジェリスト。メンタルケアカウンセラーⓇ。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)『「戦力外女子」の生きる道』他。Twitterアカウント:@mikiru、公式ブログ:『ジャニヲタ刑事!』
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