憧れの有名大手企業で、営業事務の派遣社員として働くことになったAさん。そこで出会ったのは、周囲への配慮に欠ける身勝手な上司たちだったそうです。それでも会社に居座り続ける、あきれた上司のエピソードを3つご紹介します。

時代の流れを無視してかたくなに自分のやり方を押し通す課長

「S課長は頑固で陰湿だと有名な人なんです。課が担当する受発注業務は、会社のシステムで管理されていて、誰でも進捗状況を知ることができます。ところがS課長は、かたくなに管理システムを覚えようとせず、以前から使っていた自分流の紙ベースを使うんですよ。業務の進捗も一切報告してくれず、勇気を出して聞いてみても嫌味を言われる始末。

紙ベースの書類とシステムとを帳尻合わせする必要があるので、なんとか調べて入力する毎日です。業務の効率化を図るためのシステムなのに、これってただの二度手間ですよね。」

部下の働きを見守るハズが……こっそりゲームに没頭する部長

「マイペースでのんびりした印象のN部長は、部長だからと威張ることもなく、いつも変わらない態度で接してくれる人です。ところが、用があって部長のいる席に行ったある日、衝撃的なものを見てしまいました。

部下を見渡す窓際の席で、背を向けて置かれモニターに映っていたのは、緑色のトランプゲームの画面でした。チラ見してしまった私に気づいたのか、部長は何食わぬ顔で別画面に切り替えたんです。部下は残業してまで働いているのに、かたや勤務中にトランプで遊んでても高給取りなんて許せません」