寒い季節は、カラダが冷えやすいもの。

ですが、もしかしたらその“冷え”は自律神経が関係しているかも知れません。

今回は、自律神経とカラダの冷えの関係や、自律神経を整えるヨガポーズをご紹介します!

自律神経と冷えの関係とは?

『YMCメディカルトレーナーズスクール』より引用
(画像=『YMCメディカルトレーナーズスクール』より引用)

自律神経は、内臓機能を働かせたり体温調節をしたりするために、自分の意思とは関係なく、24時間働き続けている神経です。

交感神経と副交感神経という反対の働きをする2種からなり、このふたつのバランスは私たちのカラダに深く影響しているのです。 交感神経と副交感神経という反対の働きをする2種 心身を覚醒させて活動的にさせるのが昼に働く交感神経。

副交感神経は心身をリラックスさせるべき夜に働きます。

しかし、不規則だったり忙しかったりする生活の中では、ふたつの自律神経のバランスは乱れがちに。

そうすると、常にカラダが緊張して収縮するために冷えてしまったり、体温が上がるべき時に上がらなかったりなど、さまざまな冷えの原因につながってしまうのです。

ヨガで自律神経は整えられる?

『YMCメディカルトレーナーズスクール』より引用
(画像=『YMCメディカルトレーナーズスクール』より引用)

ヨガは呼吸法とポーズによって、副交感神経の活性化を手助けしてくれます。

ストレスや忙しさの影響で、交感神経は優位になりがちなもの。

交感神経が優位になり続けていると、自律神経は乱れてしまいます。

全身を動かすヨガを行うことで、固まったカラダがほぐされる上に、腹式呼吸でリラックスすることができます

それによって副交感神経が優位になり、自律神経のバランスが整ってくるのです。

自律神経を整えるヨガの呼吸法

ヨガの基本の呼吸法である「腹式呼吸」は、行うことで呼吸が深くなり、副交感神経を優位にしてリラックスさせてくれる効果があります。

交感神経が優位になりがちな現代の生活では、副交感神経を優位にさせて心身を弛緩することは、自律神経を整えるために大切なポイントです。

また、深い腹式呼吸をすることで横隔膜が動かされ、カラダを温める手助けにもなります。

腹式呼吸はお腹を膨らませたり凹ませたりする呼吸法です。

お腹の動きを意識しながら行ってみましょう。

やり方

  1. あぐらをかいて座る。
  2. 腹部に手を当てる。
  3. まずは口からゆっくりと、できる限り息を全部吐き出す。この時お腹を凹ませるのを意識する。
  4. 鼻からゆっくりと、お腹を膨らませながら息を吸う。
  5. 次に、8〜10秒数えながらゆっくりと鼻から吐く。
  6. 吐く息と同じ長さになるように8〜10秒数えながら、ゆっくりと息を吸う。
  7. 10セットくり返す。

慣れてきたら、お腹に手を当てずに行っても大丈夫です。