4月から9月まで「27度」の冷房をつけっぱなしにした場合、電気代はどれだけかかる? 目安を解説
気温が高い季節の冷房の使用に際し、電気代の節約を考えた運用方法について悩んでいる方も多いのではないでしょうか。   本記事では、冷房を27度で6ヶ月間つけっぱなしにした場合の電気代をシミュレーションします。また、節約のコツや機種ごとの違いも解説します。

▼エアコンを「10時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 電気代を抑える方法も紹介

冷房の電気代計算方法

冷房の電気代を計算する方法は、以下の手順です。
 

1. エアコンの消費電力を確認
 
2. 1日の使用時間を決める
 
3. 電気料金単価を確認
 
4. 計算式である電気代 = 消費電力(kW) × 使用時間(h) × 電気料金単価(円/kWhに当てはめる

 
最初に、エアコンのカタログや取扱説明書に記載されている消費電力(kW)を確認しましょう。省エネモデルの場合、消費電力は300Wから500W、旧型の場合は600W以上になることもあります。
 
電気料金単価は、電力会社の契約プランによって異なります。電気料金単価がわからない場合は、資源エネルギー庁が発表している2022年度家庭向け電気料金単価34円/kWhを目安にしましょう。
 

6ヶ月間つけっぱなしにした場合の電気代

エアコンの消費電力は、機種や冷房能力によって異なりますが、一般的な6畳用のエアコン(2.2kWモデル)では、平均的な消費電力は約500W(0.5kW)程度とされています。
 
仮にこのエアコンを1日24時間つけっぱなしにした場合の消費電力は、電気料金単価34円/kWhとした場合、(消費電力0.5kW×24時間)×34円=408円です。
 
1ヶ月(30日)つけっぱなしにすると408円×30日=1万2240円、6ヶ月(180日)で7万3440円となります。
 
ただし、エアコンは常にフル稼働しているわけではなく、設定温度や外気温によって電力消費が変わるため、実際の電気代はこれよりも低くなる可能性があります。
 

冷房の電気代を節約するコツ