痩せるにはまず「長鎖脂肪酸」の油を避けること

『common』より引用
(画像=『common』より引用)

ココナッツオイルにも一部含まれている「長鎖脂肪酸」。摂りすぎると肥満になりますが、一体どんな食べ物に多く含まれているのでしょうか。

代表的なのが、お肉の脂(牛脂やラードも含む)、バターです。特に気を付けたいのが、お肉の脂です。鶏肉の皮、霜降りの牛肉、白い脂身の多い豚バラ肉・・・。気にせずに食べていませんか?どんなにダイエットのためにココナッツオイルやMCTオイルを摂っていても、脂身の多いお肉を食べていたら意味がありません。

良い油を摂ることは健康とダイエットにために大切ですが、まずは太りやすい油(脂)を避けることから始めてみましょう。お肉であれば、脂身の少ない鶏胸肉や牛や豚のヒレ肉がおすすめです。

ココナッツオイル、MCTオイルの正しい摂り方

ココナッツオイルは加熱しても、他の油に比べ酸化しにくいという特徴があります。そのため、食パンに塗ったり、クッキーやスコーンの材料にしたり、フルーツをソテーしたりと幅広い使い方があります。ココナッツの風味があるので、砂糖の使用を抑えたスイーツ作りにも役立つでしょう。

一方、MCTオイルは発煙点(加熱して煙が発生する温度)が低く熱に弱いため、生で使うようにしましょう。サラダや肉、魚料理にかけるのが一般的です。炒めものに使いたい場合は、必ず火を止めて最後に回しかけるようにしましょう。

ココナッツオイル、MCTオイルのダイエットに良い摂り方

『common』より引用
(画像=『common』より引用)

冒頭でご紹介したとおり、ココナッツオイルもMCTオイルも、決して低カロリーではありません。摂取しすぎると、脂肪が増える原因になります。ダイエットに良い、という情報だけを信じて大量摂取するのは間違いです。

無理に摂ろうとするのではなく、通常の油の代わりに使うことから始めてみましょう。植物油よりはずっと脂肪になりにくいので、続けることで体に良い影響があります。また、便秘に悩んでいる方は、ドリンクに混ぜたりして飲んでみましょう。適量の良質な油は、排便を促してくれます。

ココナッツオイル、MCTオイルの使用量は1日10~30gが目安です。

ココナッツオイル、MCTオイルで痩せる!?どっちが痩せる?

ココナッツオイルもMCTオイルも油であることには変わりありません。それなりにカロリーがあり、摂りすぎれば脂肪となり太ってしまいます。確かに油分が足りていない人が摂取すれば、便秘解消に役立つと思います。便秘はダイエットの大敵なので、便秘にお悩みなら試す価値のある方法ですね。

しかし、「オイルを飲んで痩せる」という情報は過信しすぎない方が良いでしょう。悪い油を摂取するよりは、良いと思いますが、オイルによるダイエット効果を得るのは長く続けていかないと難しいかもしれません。すべての健康に良いと言われる食品がそうであるように、バランス良く、適量を取り入れることをおすすめします。

ダイエットに効果的に働いてくれるココナッツオイル、MCTオイルについて、詳しく教えていただきました。何となく良い気がしてたくさん摂っていたという方は、ダイエット効果を下げていたかも!?正しい摂取方法を把握して、ダイエットに活かしていきましょう!

岡 清華(おか さやか)
管理栄養士/ヨガトレーナー。管理栄養士過程 大学卒業後、健康と食の知識を深めるために、ハワイのカウアイ島にてアーユルヴェーダを学ぶ。広尾の会員制ヨガスタジオ「デポルターレヨガ」でトレーナーを務めた他、管理栄養士として食事の指導やイベント開催、メニュー開発などに携わり、現在は産業、健康経営事業にも取り組んでいる。

提供・common(カラダとココロをキレイにするフィットネス&ライフスタイルマガジン)



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