北海道に伝わる郷土料理をくわしく解説!北海道へ旅行に行ったら一度は食べてみたい、名物の食べ物・料理をまとめてご紹介します。旅行ツウのトラベルライターおすすめのお店情報もお見逃しなく!
【1】ジンギスカン
北海道民のソウルフードといえば、なんといってもジンギスカン!鉄製で中央が盛り上がった独特の形状をした専用鍋を使って、たっぷりの野菜とラム・マトンなどの羊肉を焼きながら食べる料理です。
もともとは、北海道で羊毛生産のための綿羊飼育が盛んだったものが、海外の安い羊毛が入るにつれ食肉飼育に変換した歴史があり、現在では北海道全域で食べられている郷土料理となりました。生肉をそのまま焼いてからタレをつけて食べる場合と、タレに漬け込んだ肉を焼いて食べる場合など、エリアによってその食べ方にも違いがあります。
ジンギスカンのおすすめ店①:成吉思汗だるま 本店(札幌)
昭和29年(1954年)創業で、すすきのに5店舗を展開する老舗。中でも、昔ながらの雰囲気で女将との会話も楽しめる本店は、入りやすいので一人旅にもオススメです。基本的にメニューはマトンのみで、〇人前と注文すると、ロースやもも肉などいろいろな部位のお肉と野菜がセットで出てきます(野菜のおかわりは別料金)。女将が仕込む秘伝のタレのおかげで、クセも気にならずに美味しくいただけます。
ジンギスカンのおすすめ店②:Ram(札幌)
予約必須なジンギスカン店として、すすきのでも有名なRam。北海道産・オーストラリア産・アイスランド産・ニュージーランド産の4種類のラム肉が用意されており、それぞれ違った味わいを楽しめます。またラムのホルモンや、ラムの塩タンなど、普段は食べられない珍しい羊肉も揃います。
中でも、お店の人が焼いてくれるラムチョップは、ついついビールが進んでしまう絶妙な味付け。臭みのない新鮮なラム肉の旨味を、ガツンと感じられる逸品です。
ジンギスカンのおすすめ店③:成吉思汗 大黒屋(旭川)
旭川でジンギスカンといえば、外せないのがこちらの大黒屋。週末ともなると、長蛇の列ができているほどの人気店です。メニューでは、生ラムはもちろん、特製ハーブで味付けされたハーブ生ラムなどもオススメ。肉そのものに甘みがあり、厚切りなのに柔らかくジューシーな味わいが最高です。また、焼き野菜は何度注文しても無料!会計のリーズナブルさにも驚かされますよ。
【2】ウニ丼
ウニは、全国的に食べることができる食材ではありますが、北海道で食べるウニは鮮度や品質がまるで違います。産地だからこそ、そんな極上のウニを比較的リーズナブルにたっぷりと味わうことができるので、ウニ丼は北海道ならではの究極の逸品と言えるでしょう。季節やエリアによって味わえるウニの種類も変わってくるので、各地で食べ比べてみるのもおすすめです。
ウニ丼のおすすめ店①:うに むらかみ 函館駅前店(函館)
ウニ加工会社の直営店で、ミョウバン不使用の無添加ウニを味わえるお店として人気です。口のなかでとろける絶品のウニは、濃厚で甘みがたまりません。人気ナンバー1の「無添加生うに丼」のほか、「うに入りむらかみ天丼」や「うに屋の贅沢うに茶漬け 」など、豊富なウニメニューが揃います。
ウニ丼のおすすめ店②:みさき(積丹町)
無添加の最高級ウニを味わえるとのことで、お客さんの絶えない名店。ウニは昆布を食べて育ちますが、積丹半島では良質な昆布が育つため、ウニの味も格別となっています。中でも、6月から8月にしか食べられない「赤ばふん生うに丼(5,400円)」は絶品です(1日限定15食)。
夏のウニシーズンには、開店前からの大行列ができることもあるそうなので、できれば早い時間に行きましょう。
【3】イクラ丼
イクラは、秋鮭の卵を1粒ずつほぐして醤油漬けや塩漬けにしたもの。ウニと同様にイクラも全国的に食べられる食材ではありますが、鮭漁が盛んな北海道では、漁港に水揚げした新鮮な鮭からすぐに卵を取り出し、そのままイクラを製造できる環境が整っているため、臭みがなく品質の良いイクラを堪能できます。鮭漁のシーズンである9〜11月であれば、冷凍していない生のイクラ丼を味わえるかも。
イクラ丼のおすすめ店:はちきょう(札幌)
インパクト大なイクラ丼を味わいたいなら、札幌・すすきのの繁華街にある「はちきょう」へ。看板メニューは、器からこぼれるほどイクラを山盛りにした「つっこ飯」です。大・中・小の3つからご飯の大きさを選ぶと、店員さんが目の前でイクラをたっぷりと盛り付けてくれます。ぷりぷりと口ではじける上質なイクラを、思う存分に味わえますよ。
その日のイクラがなくなり次第提供終了なので、注文はお早めに。イクラ以外にも美味しい北海道グルメがありますので、組み合わせて楽しんでみてください。