保険料の免除を受けると、将来もらえる年金はどれくらい変わる?

経済的な理由などで保険料の免除制度を利用した場合、どの程度の免除があったのかによってもらえる年金額が変わります。

▼保険料の免除制度を利用した場合の受け取れる年金額の割合(年間)
全額免除:半分(約38万9,700円)
4分の3免除:8分の5(約48万7,100円)
半額免除:8分の6(約58万4,500円)
4分の1免除:8分の7(約68万1,900円)

年金の加入期間は40年(480ヵ月)なので、免除期間があった場合の年金受取額は、「77万9,300円×(全額納付期間+免除期間×免除割合)÷480」で計算することができます。

詳細はこちら。
国民年金保険料が免除となる所得の条件は?年金額はどう変わる?(2019/01/01公開)

満額に近づけたいなら「任意加入」を

国民年金の支払いは本来60歳までですが、「任意加入制度」を使って年金支払い年齢を延長することができます。

老齢基礎年金を満額で受け取るには、40年の加入期間が必要です。40年未満の場合、60歳以降も国民年金保険料を支払うことで、受給額を満額に近づけることが可能です。

詳細はこちら。
年金受給額を増やすことができるって本当?人生100年時代の年金戦略とは(2018/06/01公開)

国民年金を満額もらうのは意外と難しい

「空白なく40年間年金を支払い続けるだけ」というと一見簡単なようにも思えます。しかし、特に女性の場合は、結婚や転職、退職などライフイベントに影響されやすいので、気づかぬうちに未納の期間があったなんていうことも珍しくありません。

まずは、年に一度送られてくるねんきん定期便や、スマホでも確認できるねんきんネットなどで、一度自分の年金額を確認することから始めてみませんか。

文・fuelle編集部

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