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2016年の簡易生命表によると平均寿命は男性が80.98歳、女性が87.14歳です。平均寿命から逆算をすると、現在40歳の女性は47年ちかく生きる可能性があります。

つまり、アラフォーといっても平均寿命からみると折り返し地点にも来ていないのです。今回は、老後にお金で困らないためにアラフォー世代が今すぐしたほうがいいことを3つ解説します。現時点で貯蓄が少ない人も十分挽回できますよ。

1.もらえる年金額や退職金を調べる

まずは、老後資金のベースになる年金や退職金の見込み額など現状把握をしておきましょう。

年金

毎年1回、誕生月に届く「ねんきん定期便」で、これまでの加入実績や年金額を確認します。日本年金機構のWEBサイト「ねんきんネット」でも試算可能です。

退職金

勤務先の退職金規定を確認したり、人事部に直接聞いたりすれば内容がわかります。ただし、すぐに辞めるような誤解をされる聞き方にならないように気を付けましょう。

2.住宅ローンは、できるだけ60歳までに完済

住宅ローンは定年前に、できるだけ60歳ごろまでに完済して身軽になっておきたいものです。ボーナスなどを使ってどんどん繰り上げ返済してください。

また、退職金での返済は絶対にNG。なぜなら、公的年金の受給額は1999年ごろから年々減少傾向で、受給開始年齢も上がる可能性があるからです。将来的な収入の減少を考えると、退職金は手を付けてはいけない老後資金だとわかるでしょう。

3.少額でもコツコツと貯蓄&投資を始める

公的年金と退職金で足りない分は、自助努力での上乗せが必要です。そのためには、少額でも毎月コツコツと貯蓄&投資するのが一番効果的です。投資信託の積立を始めるのもよいでしょう。年3%の比較的低リスクの商品で複利運用したと仮定してシミュレーションしてみましょう。

40~60歳までの20年間、毎月2万円を3%で運用できた場合、投資元本は480万円ですが、合計656万6,040円までお金は増えます。運用収益は176万6,040円。もしスタートを少し遅らせて50歳から同じ金額の資産を築こうとすると、月5万円程度の積立額が必要です。

少しでも早めに資産運用を始めることで、リスクを抑えつつ、長期投資の効果を実感することができます。(※実際の運用では一定の利回りで増えることはなく、あくまでも目安です)

わからないお金を「見える化」すると老後も怖くない

このように「今あるお金」と「必要なお金」のギャップを「見える化」すると、意外とスッキリする効果もあります。「見えない」ことにはどんどん不安が募るものです。まずは、自分にとって必要な金額を再確認することから始めましょう。

深川美幸(ファイナンシャルプランナー、CFP)

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