国民年金は20歳以上のすべての人が加入する日本の年金制度です。将来もらえる年金額には「満額」があり、どこかで支払っていない時期があると、その分受給額も少なくなります。満額もらうための条件と、あとから満額に近づけるための方法を確認していきましょう。
国民年金の満額っていくら?
国民年金から支給される老齢基礎年金の受給額には「満額」があります。ちなみに平成30年の時点では77万9,300円と定められています。この金額は毎年物価や賃金の変動をもとに変わりますが、個人の所得などには一切影響されず全国民一律です。平成16年以降は78万900円を基準としてその年の改定率を乗じて計算されており、40年間、滞納や免除期間がない限りは全員がこの満額を受け取れます。
詳細はこちら。
国民年金を満額もらえる人ってどんな人?実は結構難しい!(2019/01/05公開)
満額を受け取るための加入条件
満額を受け取るには、加入が義務付けられている20歳から60歳までの40年間、とにかく空白なく保険料を納めている必要があります。
また、会社員の妻で専業主婦の方や一定の年収以下のパートタイマーの方などは、第3号被保険者にあたるので自身が保険料を直接払っていなくても60歳までの間は配偶者の年金制度に扶養され国民年金の受給対象期間となります。
次のいずれかに当てはまる人は、満額受け取れない場合があるのでご注意ください。
- 学生時代に国民年金保険料を払っていない
- 会社退職後の手続きが遅延した
- 経済的理由で保険料を免除されていた時期がある 詳細はこちら。
国民年金を満額もらえる人ってどんな人?実は結構難しい!(2019/01/05公開)