妊娠初期にはつわりなどの様々な体調変化が起こるものですが、その中には止まらない鼻水や鼻づまり、くしゃみなどの妊娠性鼻炎と呼ばれる症状があります。いったい妊娠初期の鼻水などの妊娠性鼻炎とは喉の痛みなどがある風邪とはどんなところが違うのでしょうか?!

妊娠初期の鼻水が止まらない!!風邪の症状?!

妊娠するとつわりなどの様々な体調の変化を感じるものです。

胃のむかつきや、吐き気、嘔吐といったよく知られているつわりの症状の他にも、強烈な眠気に襲われてしまう眠りつわりや、胃が空っぽになると気持ち悪くなるので、食べ続けていないといられなくなる食べつわりといった症状もあります。

そういったつわりや妊娠初期症状の中には、一見すると風邪のひき始めと間違えてしまうような症状もあります。

妊娠していると思わず、風邪のひき始めかと思って、風邪薬を飲んでしまったら、実は風邪ではなくて妊娠していた妊娠初期症状だったというものの中に、鼻づまりや止まらない鼻水、くしゃみなどもあります。

風邪や鼻炎と間違えてしまいそうな、鼻づまりや鼻水、くしゃみといった症状がどうして妊娠初期に起こりやすいのか、この記事ではその原因と対策について見ていきたいと思います。

妊娠初期の鼻水の原因とは?

妊娠初期に、止まらないくしゃみや鼻づまり、鼻水などのまるで風邪を引いた時のような症状が止まらないときには、実際に風邪をひいてしまっていることもあります。

妊娠初期にはお母さんの体の免疫系がお腹の中の赤ちゃんを異物と認識して体の外に排除しないようにするために、お母さんの体の免疫が少し弱くなるので、いつもよりも風邪をひきやすくなることは確かにあります。

しかし、喉の痛みや色のついた鼻水が出る風邪をひいたのとは別に、妊娠した時に止まらないくしゃみや鼻づまり、鼻水などの鼻炎の症状に悩まされるのは、「妊娠性鼻炎」というものかもしれません。

妊娠性鼻炎というのは、妊娠初期に妊娠を継続させて、お腹では赤ちゃんを育てるための準備をお母さんの体が進める中で現れる症状の1つになります。

妊娠初期の鼻水「妊娠性鼻炎」とは?

妊娠性鼻炎というのは、妊娠の初期症状として現れる、鼻水や鼻づまり、止まらないくしゃみといった症状になります。

まるで風邪のひき始めや鼻炎と同じような症状であることから、胃のむかつきや吐き気、下痢といった他のつわりの症状や妊娠初期症状と合わせて起こると、妊娠しているとは思わずに、風邪をひいてしまったのかと思って、風邪薬を飲んでしまう人もいます。

しかし、風邪をひいたときとは喉の痛みや、鼻水の色など、明らかに症状は違う点もあるので、妊娠の心当たりがある場合には、安易に風邪薬や鼻炎薬を飲まずに、妊娠検査薬で検査して見た方が良いでしょう。

妊娠初期の鼻水「妊娠性鼻炎」と風邪との違い 喉の痛みなど

妊娠初期の鼻水「妊娠性鼻炎」と風邪との違い 喉の痛みは?!

妊娠初期には、つわりによる吐き気や胃のむかつき、下痢などが起こりやすく、その上、頭痛や基礎体温の高温期が続くことで微熱っぽく感じる人や、体のだるさを感じる人がいます。

そこに、鼻水や鼻づまり、くしゃみといった風邪のひきはじめのような症状が出てしまうと、風邪と間違えてしまう人も当然出てくるものです。

しかし、風邪による鼻水や鼻づまり止まらないくしゃみといった症状と、妊娠性鼻炎による鼻水などの症状には大きな違いがあります。

それは、風邪をひいたときには必ず出る、咳や喉の痛みといった症状が妊娠性鼻炎では出ません。

喉の奥が乾燥することで喉の痛みが軽く出ることがありますが、風邪の喉の痛みはひどくなっていくのに対して、乾燥での喉の痛みはひどくはなっていきません。

風邪というのはウィルスの感染によって起こるものなので、ウィルスを外に排出しようとして咳が出たり、ウイルスによって喉が炎症を起こすことによって喉の痛みという症状がます。

しかし、妊娠性鼻炎というのは、ウィルス感染とは関係なく起こる症状なので、喉の痛みや咳といった症状はあまりありません。

妊娠性鼻炎と風邪は喉の痛み以外にも痰の色にも違いが!

妊娠性鼻炎と風邪との大きな違いには、喉の痛みの他にも鼻水や痰の色もあります。

風邪をひいたときに出る鼻水や痰は、ウイルスによる喉や気管支の炎症が原因で、色が濃い黄色や黄緑色の、ドロっとした感じのものとなります。

しかし、妊娠性鼻炎で出る鼻水や痰というのは、ウィルスによる炎症の影響を受けていないために、色はついておらず無色でさらっとして水っぽいのが特徴です。

まだ妊娠が確定していない時期に、つわりのような症状に加えて、色が付いていない無色の鼻水が出るようならば、妊娠の可能性も考えた方がいいでしょう。

妊娠初期の鼻水・妊娠性鼻炎はなぜ起きる?

妊娠性鼻炎というのは、喉の痛みや、色の付いた鼻水や痰が出ないという特徴があることがわかりました。

それでは、妊娠初期の喉の痛みなどを伴う風邪の症状とは違う、どうして起こるのでしょうか。

ここからについて鼻炎の原因について見ていきたいと思います。

妊娠初期の鼻水・妊娠性鼻炎の原因はホルモンバランス!!

妊娠性鼻炎の原因には、妊娠によるとホルモンバランスの変化があります。

妊娠すると、妊娠を継続させて、お腹の中で赤ちゃんを育てる準備を始めるために、母さんの体の中には、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンが大量に分泌されます。

妊娠する前と違って、お母さんの体の中のホルモンのバランスが大きく変化すると、自律神経に乱れが生じます。

自律神経が乱れて、副交感神経が刺激されやすくなるために、鼻の粘膜が炎症を起こしてしまい、うっ血した状態になってしまいます。

うっ血して敏感になっている鼻の粘膜に、いつもなら反応しないような程度の人やホコリがについてだけで、敏感に反応してしまい、止まらない無色の鼻水や鼻づまり、くしゃみが起きてしまいます。

妊娠初期の鼻水・妊娠性鼻炎の原因は実はわかっていない

妊娠すると、止まらない無色の鼻水や鼻づまり、くしゃみなどに悩まされる妊娠性鼻炎がどうして起こるのか、実はその原因やメカニズムはよくわかっていないというのが、本当のところです。

ホルモンバランスの変化が、たしかにについて鼻炎の原因の1つになっていることは間違いありません。

他にも、妊娠すると、お腹の赤ちゃんを守るために、お母さんの免疫力が低下することから、風邪だけではなくて、鼻炎にもなりやすくなるという説もあります。

しかし、ホルモンバランスの変化や免疫力の低下だけでは説明できない部分もあり、本当のところは妊娠性鼻炎の原因はよくわかっていないというのが実情です。

妊娠性鼻炎になりやすい人はどんな人?

妊娠性鼻炎にあるなりやすい人には、何か特徴があるのでしょうか。

どのような体質の人が妊娠性鼻炎になりやすいかというのは、特にないようです。

もともと、アレルギー性鼻炎を持っている人は、妊娠することで、無色の鼻水の量が増えたり、鼻づまりがひどくなったりすることがあるようです。

しかし、妊娠前にはアレルギー性鼻炎を持っていたり、他のアレルギーを全く持っていない人でも、妊娠性鼻炎になってしまう人も多いのが実情です。

ですから妊娠性鼻炎になりやすい人に、特に体質的な特徴があるとは言えない、誰でもなる可能性があるものだと考えていいようです。

妊娠初期の鼻水・妊娠性鼻炎はいつまで?

妊娠性鼻炎というのは、いつ頃から始まって、いつまで続くものなのでしょうか。

妊娠初期症状というのは、妊娠4週目ぐらいから一般的に現れやすいものです。

妊娠性鼻炎も早い人だと、つわりなどの他の妊娠初期症状と同じ位に出始める人もいますが、妊娠初期から妊娠性鼻炎を発症しやすい人の多くは、もともとアレルギー性鼻炎を持っている人に多いようです。

最も妊娠性鼻炎になりやすい時期というのは、妊娠5ヶ月以降になります。

それ以降は、いつ発症してもおかしくはありません。

多くの場合には出産後2週間以内に収まりますが、中には、出産してから妊娠性鼻炎になってしまったという人もいます。

アレルギー性鼻炎を持っていなくても、妊娠5ヶ月以降は誰でもなる可能性があると考えていいでしょう。

妊娠初期の鼻水・妊娠性鼻炎で受診は必要?

自分が、妊娠性鼻炎になってしまったと思ったときには、病院で受診したほうがいいのでしょうか。

妊娠性鼻炎というのは、ウィルスが原因の風邪などの病気とは違い、お母さんの体の中の生理的な変化が原因となっている、生理現象の一種です。

だから、妊娠性鼻炎を治すための特効薬は病院に行ってもありません。

しかし、喉の痛みや、色のついた鼻水が一緒に出てきて、風邪なのか妊娠性鼻炎なのか自分でも見分けが付かなかったり、止まらない鼻水やくしゃみが辛すぎるときには、迷わずまずは産婦人科で受診しましょう。

病院を受診することで、妊婦さんでも飲むことができる薬を処方してもらえることもあります。

また、産婦人科で対応しきれない場合には、専門の耳鼻科に紹介してもらえることもあるので、あまり症状が辛い時は、我慢しすぎずに、産婦人科で相談するようにしましょう。

妊娠初期の鼻水・妊娠性鼻炎で市販の風邪薬や鼻炎薬はOK?

妊娠性鼻炎になってしまった時には、鼻水や鼻づまりの緩和に効果がある、市販の風邪薬や鼻炎薬を自分の判断で使用しても大丈夫なのでしょうか。

市販の風邪薬や鼻炎薬に含まれている成分というのは、病院で処方される薬に比べるとかなり弱いものになっています。

だから、飲んでしまっても大丈夫だと思っている人も多いようですね。

1回か2回程度、市販の薬を飲んでもお腹の赤ちゃんには大きな影響はないでしょう。

しかし、お母さんは飲んだ薬の成分は、胎盤を通してお腹の赤ちゃんの体にも入っていきます。

妊娠性鼻炎というのは、1週間程度で治る風邪とは違い、数ヶ月という長期間にわたって付き合っていかなければならない症状になります。

その期間ずっと、自分の判断で市販の薬を飲み続けたことで、お腹の赤ちゃんにどんな影響が出てしまうのか分かりません。

妊娠性鼻炎の症状が辛すぎるときには、自分の判断で薬を飲むことは絶対にしないで、まずはかかりつけの産婦人科のお医者さんに相談して指示を仰ぎましょう。