3.家族や友人に借りる
家族や友人であればそれまでのつきあいがあるので、事情も分かってくれて借りやすいことも多いでしょう。
返済期限を決めず、金利を0%にしてくれることもありますが、金融機関とは違って「個人情報の守秘」というルールもありません。家族や友人の好意に甘え、満足な説明もしないままいつまでも返済をしないようでは信用を失います。
そして、場合によっては周囲に漏れ伝わってしまうことも。貸したほうは「裏切られた」「不誠実だ」と不満を募らせ、借りたほうは、「周りに言いふらした」「恩着せがましい」と逆恨みをしてしまう事態になりかねません。
家族や友人に借りるなら、返済計画表を作りきちんと返すのが鉄則です。
4.会社に黙って副業を始める
お金が足りないなら収入を増やす、というのは一見まともな方法です。
しかし、勤務先の会社に黙って、禁じられている副業を始めるのは大変危険です。最近は副業を認める会社も増えてきましたが、まだまだ少数派。もし会社にバレてしまったら、最悪の場合は解雇されてしまいます。解雇されたら退職金はありません。再就職も大変難しくなります。
収入アップを考えるなら、まずは就業規則をきちんと確認してからにしましょう。会社によっては仕事に生かせる資格取得で手当が出るケースもあります。仕事のスキルも収入もアップすれば、自分にも会社にも大きなメリットになるはずです。
5.ちゃんと調べもせず投資に走る
低金利の今、投資による資産運用も必要です。
ただ、お金が無いからと言って、一発逆転ねらいでよく調べもせずに投資をするのはリスクが大きすぎます。
投資は、当面使う予定のない余裕資金を運用するものです。利益が出ることもあれば、損失を出してしまうこともあり、確実に殖やすには知識と情報、時間が必要。逆に言えば、その3つがあれば、投資で資産を殖やすことも可能です。
投資をするなら、まずは余裕資金をつくり、情報収集をしましょう。
「お金がないとき」は間違った判断をしやすい
お金がないときは、間違った判断をしやすくなります。
じっくり考えれば損だとすぐにわかるようなことでも、なぜか、お金がないときほど、正反対の行動をとる場合があるのです。
長い人生、逆境の時もあります。お金がなくて困ることがあるかもしれません。
そんなときは、自分だけの判断でものごとを決めないほうが賢明。信頼できる友人や家族、専門家のアドバイスを求めるのもおすすめです。
文・タケイ啓子/DAILY ANDS
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