せっかく家計簿をつけているのに、なぜか毎月生活がキツい……。

そう思ったことはありませんか?家計簿のつけ方を見直して貯蓄できる家計にしていきましょう。

こんな家計簿のつけ方では役に立たない

家計簿をつける際、細かく記入しすぎるのはNGです。毎日記入することに追われて「家計簿をつけること」が目的となってしまいがちだからです。

家計簿の目的はお金の流れを把握し、家計を見直して改善することです。まずは、いくら入ってどんなことに使ったのか、今月は残ったのか赤字だったのか、こうしたことを把握していきましょう。

家計簿で大切なのは「支出」

お金の流れが把握できてくると次に注目したいのは「支出」となります。

支出の同じ項目内で自分や家族に役立った「必要なもの」だったのか、または、生活に必要ではなく、欲しかったもの、つまり「浪費」だったのか。きちんと見極めていきましょう。

ほかにも、生活がキツくなる原因の一つに、電化製品や家具など年に一回や数年に一回しか必要としないモノの支出を、普段の家計と一緒にしていることが挙げられます。そうすると、たちまち赤字になってしまいます。こうした支出は毎月の生活費とは別に考えていく必要があります。

健全な家計にするには

毎月生活にかかるお金の傾向を掴むことができたら、ライフプランを立て、将来に必要となるお金を見通せるようにしましょう。理想のライフプランを叶えるために、いくら必要かがわかれば、あらかじめ準備しておくことができます。

たとえば、消耗品である電化製品の場合、製品にもよりますが、7~10年に1度を目安に買い換える必要があります。このことを把握しておけば、購入する計画を立て毎月の支出から準備しておくことができます。

このように、資金計画を立て、毎月準備することができてやっと、健全な家計が実現するでしょう。

習慣が変われば家計も変わる

家計簿はあなたのお金の動きを記した「日記」です。食べたものを振り返るとダイエットしやすくなるように、家計簿をつけることで自分の行動の癖「クセ」を客観的に見ることができ、習慣を変えることに繋がります。

日々の行動が変わっていけば、家計も変わります。家計簿をつけて貯蓄できる家計にしていきましょう。

文・辰巳智子(ファイナンシャル・プランナー)

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