話題沸騰のプロ麻雀リーグ「Mリーグ」とは?

麻雀は多くのプレイヤーを魅了してやまないゲームです。しかしこれまでプロ雀士による競技麻雀の世界は団体が乱立していることやルールの複雑さ、また将棋や囲碁とは異なり運に大きく左右されることもあって、あまり日の目を見ることのないジャンルでした。

そんな中、2018年に株式会社サイバーエージェントの代表取締役社長・藤田晋氏の構想によってプロ麻雀リーグ「Mリーグ」が発足したことにより流れが大きく変わります。

藤田晋氏は学生時代から麻雀に熱中し、自身もプロ級の腕前です。『仕事が麻雀で麻雀が仕事』という著書の中では、麻雀という競技を通じてビジネスに役立つ勝負強さを培えると説いています。

そんな藤田氏が代表理事、最高顧問を元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏が務めるMリーグは、これまでにない演出で麻雀の魅力を表現し、多くのファンを熱狂させてくれることが期待されています。

Mリーグの魅力

Mリーグでは野球のようにドラフト会議を経て指名された各団体の人気選手が参戦しています。男女混成の3~4人によるチーム戦で、選手たちは他のプロスポーツのようにユニフォームを着用して対局に臨みます。

緊張感たっぷりの対局場で百戦錬磨のトッププロたちが苦渋の表情を浮かべながらしのぎを削る姿は、麻雀に詳しい人でなくても思わず見入ってしまうほどの迫力です。

各チームのメインスポンサーには、「テレビ朝日」「サイバーエージェント」「KADOKAWA」「電通」「博報堂」などの大企業がずらり。

これまでに麻雀プロとして専業で生活ができる選手はほんの一握りでした。しかしMリーグの所属選手には400万円の最低年俸(シーズンは10~4月のおよそ半年)が保証されているほか、優勝チームに送られる賞金は5,000万円という破格の金額となっています。

多士済々な主なメンバーは以下の通りです。

・俳優としても活躍する萩原聖人(TEAM雷電)
・麻雀日本シリーズ2015、2016、第31期王位の多井隆晴(渋谷ABEMAS)
・第7期グランプリMAXの佐々木寿人(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
・第37、40、41、43期最高位の近藤誠一(セガサミーフェニックス) ・第15期最強位の鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)
・第3、7、9期将王の小林剛(U-NEXT Pirates)
・美人雀士の代表格である二階堂亜樹(EX風林火山)
・グラドルやモデルとして活躍する岡田紗佳(KADOKAWAサクラナイツ)

選手やチームごとのスタイルの違いが理解できれば観戦はさらに楽しくなることでしょう。

運だけでも技術だけでも勝てないのが麻雀の奥深さ

MリーグはAbemaTVで全試合が生放送されているため、シーズンオフ中の野球ファンやサッカーファンなど新たな層を麻雀観戦に取り込みました。

選手たちが繰り広げるハイレベルな攻防や濃厚な人間ドラマだけでなく、盛り上がりの背景には麻雀という競技そのものが持つ底知れないポテンシャルが影響しているのかもしれません。

「麻雀は運だけでも技術だけでも勝てない」というのは、代表理事の藤田晋氏の言葉です。経営者としてシビアな現実を生き抜いてきた藤田晋氏は「不平等な配牌から早く大きくアガりを目指す麻雀は、ビジネスの世界の縮図のような面もある」と表現しています。

麻雀の奥深さに魅せられ技術や審美眼を磨いていくことは、もしかしたら一流のビジネスパーソンになる近道なのかもしれません。

「麻雀には興味があるけどはじめるのになかなか一歩を踏み出せない」という人は一度プロ麻雀のMリーグを「観る雀」として楽しんでみてはいかがでしょうか。

提供・UpU

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