○月○日、IT企業で通信機器を販売しているFさんが、外国人の顧客へ自社製品の宣伝をしていました。
しかしその時、通訳者AはNG英語を聞いてしまったのです。

◆NG文◆ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
This smartphone is a good cost-performance.
(このスマートフォンはコスパがいいですよ。)
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

英語の「cost performance」は、例えば車やコンピューター、医薬品の開発現場などで使われる「費用対効果」という意味の経済専門用語となり、一般的な会話ではほとんど聞かれません。

◆オススメ英語◆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
This smartphone is a good deal.
(このスマートフォンはコスパがいいですよ。)
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

≪ポイント解説≫
■good deal: コスパがいい、お買い得
日本語の「コスパ」が持つ「安い料金で良い商品を手に入れる」というニュアンスを言いたい場合は、good dealを使って表現できます。

例:
I got a good deal on a new laptop.
(新しいノートパソコンを安い価格で購入しました。)

また、「コスパが良い」と近い言葉に「リーズナブル」がありますが、英語の「reasonable」は「金額に見合った価値がある」という意味になり、必ずしも「安い」という意味にはならないので、注意しましょう。

例:
I bought a new laptop, which cost 300,000 yen, but I think it was quite reasonable.
(新しいノートパソコンの価格は30万円でしたが、とても良い買い物だったと思います。)

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