IT系以外ではどんな資格やスキルが有効?
―――営業職に活かせる資格はありますか?
Re就活:第2新卒の場合、営業は資格よりも前職での数値を示したほうがいいですね。「いくら売上を上げたか」といった具体的な数字だけでなく、何を目的にして、どういう取り組みをしたかを含めた3点の数字で示すことができたら理想的です。
―――語学力などのスキルはアピールポイントになりますか?
Re就活:TOEIC900点くらいあれば「すごい」と思われることもあるかもしれないですし、学生時代の4年間を海外で過ごしたとなれば即戦力として見てもらえることもあるかもしれません。ただし、業務に外国語が必須の貿易系の職種など以外は、「英語ができます」といっても、魅力的な人材だととらえられることはあまりないでしょう。
<TOEIC>
アメリカの非営利テスト開発機関ETS(Education Testing Service)が主催する英語のコミュニケーション能力を測るための試験(満点は990点)。
資格がなくてもマイナスにはなりにくい
―――総合すると、資格の有無は第2新卒の転職にそこまで影響を及ぼさないと思っていいでしょうか。
Re就活:そうですね。「何をしたいか」に対して「できる」をアピールするのが資格です。人事担当者もその部分をきちんと見ていますので、「難易度の高い資格をこんなにたくさんもっている」だけだと、ただの「資格オタク」になりかねません。「次にどんなことをしたいからそのためにこの資格を取った」というストーリーのほうをきちんと伝えるように意識すると、良い結果につながると思います。
―――ありがとうございました。
現在転職活動中の人や近い将来に転職を考えている人の中には、資格をたくさんもっている人を羨ましく思ったことがある人もいるでしょう。しかし、資格がなくても理想の職種への転職を叶えた先輩たちも少なくありません。
自分は何ができて、どんなことをしたいのか。今一度考えてみる中で、どうしても必要な資格があるなら、その場合には取得にお金や時間をかけるのもいいでしょう。まずは、理想の働き方やそれを叶えるためにできることを考えてみるとよさそうですね。
【取材協力】
Re就活エージェント
株式会社学情が提供する、20代の第2新卒・若手社会人向けに特化した人材紹介サービス。第2新卒・既卒がハンデにならない採用情報を多彩に掲載した20代専門転職サイト「Re就活」も運営。
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