決算資料から分かる各コンビニの強み

最後に、決算資料から分かる各コンビニの強みをお伝えします。

・セブン-イレブン
セブン-イレブンはブランド力の高いPB商品の売れ行きが好調である点や、客単価の高いキャッシュレス決済を積極的に推進していることが、営業利益率の高さにつながっていると考えられます。

参考:2020年2月期 決算説明会資料 セブン&アイホールディングス

・ファミリーマート
ファミリーマートはセルフレジ導入店の拡大や検品レスの推進などにより、店舗運営の効率化に注力したことが、販管費率の低さにつながっていると考えられます。

参考:2019年度決算・2020年度経営計画 ファミリーマート

・ローソン
ローソンは老若男女問わず大人気のデザートをはじめとして、商品の魅力度が高いことが総利益率に表れていると考えられます。

参考:2019年度決算説明会 ローソン

王者セブン-イレブンを追いかける2社

大手コンビニ3社を比較したところ、セブン-イレブンの稼ぐ力が圧倒的であることが分かりました。圧倒的な商品力と客単価の向上に向けてあらゆる施策を講じていることが、稼ぐ力に直結していると言えます。

ただしファミリーマートやローソンも負けておらず、店舗運営の効率化や商品の魅力度など強みを発揮し、セブン-イレブンに次いで大きな売り上げがあります。今回のように同業種の企業を比較分析すると、ビジネスで稼ぐヒントを見出せるかもしれません。普段何気なく使うサービスの収益はどうなっているのか、身近な経済にアンテナを張ってみてはいかがでしょうか。

提供・UpU

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