お金がない人の行動・口ぐせその3:誘われたら断れない
退社時間近く、さあ帰ろうと思っていたら、会社の人や友人からお誘いが……。特に用事もないし断りにくいし「まあいっか」となんとなく行ってしまうってことありませんか?
この場合はお金の無駄だけではなく、時間の無駄も発生します。例えば週に7時間としても、1年で365時間。失くした時間を資格の取得や趣味を深めるために使えば、将来の人生が大きく変わることだってあります。本当に行きたいときだけに誘いに乗るようにしましょう。信頼おける友人なら、そんなことで関係が壊れたりしないはず。
しかし上司や先輩などからのお誘いは断りにくいですよね。毎回断るのではなく月1回参加するなど、自分の中で決めてはいかがでしょうか。「予定があるので」「家でしないといけない用事があるので」と理由をつけて丁重に断り、必ず「申し訳ありません。また誘ってください」と一言添えましょう。
お金がない人の行動・口ぐせその4:新しいものに目がない
スマートフォン、パソコン、タブレットなどの電子機器だけでなくバッグや化粧品、趣味のものまで、とにかく新しいものが出たら誰よりも先に買う人っていますよね。こういう人もたいてい貯金がなくて、いつもお金に困っています。
新しいものは従来のものに比べると機能が優れているという利点があるのは確かです。しかし、今持っている物でやりたいことができているなら、あえて新しいものを買う必要はありません。新しい機種やデザインはどんどん出てくるのだから、いつも追いかけていると、いくらお金があっても足りません。
欲しいと思って衝動的に買うのではなく、時間を置いてから必要かどうか冷静に考えてから、必要であれば購入しましょう。
お金がない人の行動・口ぐせその5:「いつ死ぬかわからないから……」
いつ死ぬかわからないのは誰でもそうですね。だからといってお金を使い切ってしまおうというのは間違っています。逆をいうと、いつまで生きるかもわからないのです。もしかしたら、100歳、120歳とすごく長生きするかもしれません。
今は働けるから簡単にそんな言葉が出るのであって、働けない体や年齢になったら、入ってくるお金がなくなって、貯めてきたお金や保障だけが頼りになります。そのときには、本当にお金がありがたく感じるのです。「いざとなったら生活保護を受けたらいい」などと安易にいう人もいますが、そんな簡単なことではありません。
長生きリスクを考えて貯蓄や保障として備えておくことは、今を安心して生きるためにも大切なことなのです。
行動や口ぐせを直すにはどうしたらいい?
お金がない状況から脱却するには、まずは上記のような行動や口ぐせを改善することが大切。とはいえ、行動や口ぐせはそう簡単に変わるものではありません。意識したからといってお金が貯まるものではないのも事実です。お金を貯めるには、仕組みを作ることが大切です。
まずは、強制的に貯める!
強制的にお金を貯める仕組みをつくるには、勤務先の制度を利用するのがおすすめです。制度としては、財形貯蓄・確定拠出年金・社内預金・持株制度などが挙げられます。補償としては、団体扱い生命保険・団体扱い損害保険です。これらの制度が会社にあるなら優先的に利用しましょう。知らない間にお金が貯まり、同じ補償でも保険料が少なくてすむことも多いからです。
口ぐせは前向きな言葉にする
お勧めの口ぐせは前向きな言葉です。過去のことばかり気にしたり、失敗することを考えたり、ネガティブな言葉を使ったりしないことが第一です。「どうせ~」「ダメかもしれない」などは厳禁。「どうしたら実現できるか」と現時点から未来へ向かって考えることが良いと思います。
筆者は悪い行動をしそうになったら、「なりたい自分になる!」とよく心の中でつぶやいています。なりたい自分になるために、今すべきことは何かを考えながら、お金を貯めたり使ったりすることができるからです。
小さな行動や口ぐせでも、積み重なると大きな影響があります。逆に、少しずつでも良い方向に変えていけば大きな変化となります。ぜひ今から少しずつ変えてみてくださいね!
文・小野 みゆき/DAILY ANDS
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