岐阜県関市にて、昭和50年代より「さらに住みよい“まち”を次世代に」を理念に各種事業を実施している、市民主導の関市まちづくり協議会は、地域課題の解決に向けた新しい地域活動プラットフォーム「せき情報局」のWEBサイトを、3月20日(木)に公開した。
「せき情報局」公開の背景
ここ数年、関市まちづくり協議会のもとに、地域団体から、「イベントを開催しても、自分たちの周辺以外に伝わっていない」「新しい層への団体の認知が下がっており活動が縮小傾向にある」といった課題の声が多く届いていたそう。
少子高齢化で地域の担い手不足が深刻化する中、従来の口コミや回覧板、個別でのサイトやSNS活用などの広報だけでは情報が十分に広がらず、地域イベントや活動への参加者層の固定化が課題となっているという。
こうした状況を打開するため、「関市市民活動助成金」を活用して制作した地域情報ポータルサイトが、「せき情報局」だ。
関市まちづくり協議会では、このサイトを通じて、関市内のさまざまなイベント情報や団体の活動内容を一元的に発信。市民が気軽に最新情報をキャッチし、関心のある活動に参加できる仕組みを整えた。
「せき情報局」の特徴
「せき情報局」では、関市内で開催されるイベントをカレンダーにまとめて掲載し、日時・場所・カテゴリーなどで簡単に検索が可能。イベント情報の見える化により、「今日はどんなイベントがあるのかな?」と、誰でも簡単にすぐ把握できる。
また、ブログを投稿するだけで、「せき情報局」のSNS(Instagram、X、facebook)にも自動投稿される。SNSとの連携で拡散力を高めることにより、市内はもちろん、地域外の人にも関心を持ってもらえるようになることが期待できる。
さらに、各団体の理念や活動内容、これまでの取り組みを詳しく紹介できる専用ページを設け、団体の想いや魅力をより多くの人に伝える機会を提供している。