はじめはSM好きということを否定していた夫ですが、エッチな本を目の前に差し出したところ、「香織は、こういうプレイが好きじゃないのをわかっていたから」と涙ながらの告白がスタート。夫に隠れて部屋を物色した後ろめたさもあり、香織さんは先に謝罪しました。
「それで丸く収まると思っていたのですが、夫が予想外の行動に出たんです。『いまなら何を話しても許してもらえる』とでも思ったのか、SMプレイ専門の風俗に通っていたことを自ら暴露してきました」
泣き落としで乗り切ろうとしている様子を察した香織さんが怒りの言葉を口にした途端、夫は「じゃあ風俗通いをやめたら、香織が相手してくれるの?」と逆ギレ。夫の態度に、ついキツイ言葉を投げかけてしまった香織さんは、別の意味で後悔することになります。
◆詰め寄った先で夫がこぼした“びっくり発言”
「夫がボソリと小さな声で、『なんなら、もっと怒ってほしいかも……』なんて言いはじめたんです。私はSMプレイには興味がないし、こっちは怒っているのに夫は妙に興奮気味という変な感じも気持ちが悪くて、もはや話し合いにもならなくなりました」

◆歩み寄りを提案する夫に、妻の決断は
「暴露してラクになったのか、夫は『性の問題さえなければ、僕たちはうまくいってたじゃん。お互い、少しずつ歩み寄ろうよ』『最初は、軽い言葉責めからでいいから』などと提案してくるようになりました。私は提案には乗れず、ますます夫の性癖が許せなくなっていきました。
結局、そのまま収拾がつかずに離婚話にまで発展し、破局しました」
