当たり前のことだが、喜田村弁護士の口から出ると何やらありがたい言葉に聞こえる。フジテレビも喜田村弁護士を顧問にしたらいいのに。

 お次は、大食いをスポーツにしようと考えている男のお話。

 実は、ホットドッグの早食い競争というのはアメリカなどではすごい人気で、そこで優勝した者はちょいとしたではなくスーパー有名人になるというのだ。

 現在「フードファイター」を名乗る小林尊(46)は、ニューヨークで毎年7月に開かれる「ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権」で2001年から6連覇し、ニューズウィーク誌で「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれた超有名人なのである。

 だが、テレビなどは大食いをお笑いと捉える番組の作り方が多く、本気で闘っているフードファイターには物足りなかった。

 2002年に愛知県の中学生が同級生とパンの早食い競争をしていて、パンをのどに詰まらせて亡くなるということがあったため、活動拠点をニューヨークに移し優勝を続けてきたが、アメリカ人の中には日本人が何回も優勝することが気に食わない連中もいたという。

 ビール瓶を投げつけられたり罵声を浴びせられたりもした。そのうち大会側が小林を排除するようにもなったという。

 そこで活動の場を世界に広げ、トレーニングしてきたという。そのトレーニングとは?

 5リットルの水を30分ほどかけて飲み、徐々に増やしていって、最終的には12リットルの水を90秒で飲めるようにするという。胃の大きさを5kgから13kg以上に大きくするのだそうだ。

 噛む力を鍛えるため、カチンカチンに凍ったパンを食べ、吸引力を強くするためにドロッとした液体をストローで飲むなどするという。

 こりゃあ大変だ。だが、コロナ明けにそうしたストイックさがなくなり、引退を決意したという。

 これからは、大食いをスポーツとして認めてもらうために活動するという。これは面白いかもしれない。

 フジテレビやテレ東が飛び付きそうなテーマではないか。