トーンをそろえている、というのがその秘訣。他の部屋と同様に、キッチンアイテムも「白やベージュ、くすみカラー」。hichonさん独自のルールを厳守するからこそ、毎日が輝くのです。

フライパンに揚げ鍋、水切りラックやまな板まですべて白!

探せばあるのだな、と感心しながらもお手入れが大変そう、とつい逃げ腰になってしまいますが、お手入れや掃除をまめにしなければならない、という前向きな行動につながります。

なによりも、白×木製が繰り広げられた空間は、本当に清々しいのです。

◆スタメン食器は厳選で

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hichonさんの食卓は彩りよくまとまっているのですが、意外や意外、食器は最小限に抑えているといいます。

「毎日同じ器を使って『迷い』を減らす」のが目的。ご自身のお眼鏡にかなった食器を見つければ、あとは料理に集中するだけ。

適切な大きさの器に、主菜や副菜を盛り付ける、それだけで食べ過ぎ防止と栄養バランスが叶うのです。

夕食はひとりずつ、お盆にのせて。家族各自がテーブルに運ぶというスタイル。こうすると子供達もお手伝いがしやすいのだとか。

買い物は週に一度、1週間で1万6千円、「300円以上の野菜は買わない」というマイルールも、hichonさんならではのユニークさです。

◆子供たちと一緒に成長する

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お金ではなく頭を使う、流行を追うのではなく自分基準。本書を読むと、人生そのものを精一杯楽しむhichonさんの心意気が伝わってきます。そんなhichonさんのご家族もさわやかで実に愉快。

「どうせやるなら楽しく!」をモットーにはじめたのが「作文発表」です。「子供たちには自分の意見を積極的に言える大人になってほしい」との願いから、hichonさんのご主人が提案しました。

家族旅行の後は、各々で作文を書いて家族の前で発表するのです。同じイベント、同じ観光地を体験しても、皆それぞれ感動のポイントが異なっていますよね。新しい発見もあって、次なる楽しみにつながります。いつの間にか成長している、子供たちの感性にも直接ふれられるのでしょう。