貸株サービスの金利上限がない

貸株サービスとは、自分の保有している株を証券会社に貸し出し、貸株金利を受け取れるサービスのこと。銘柄によっては1%以上金利が付くものもある。例えば100万円分の株式を1年間貸株設定した場合、金利が1.0%であれば1万円の金利を受け取ることが可能だ。頻繁に売買せず、長期保有する株であれば、貸株サービスを利用するのも手だ。

ネット証券各社でも貸株サービスは行っているが、SBI証券では最高金利の上限がなく、銘柄によっては高い金利が適用される。例えばマネックス証券では上限金利が年率10.0%と定められている(2018年1月29日現在)が、SBI証券ではそれ以上の金利が付くものもある。1.0%以上の貸株金利は100~400銘柄程度。金利の見直しは随時行われる。最低金利は0.10%となっており、銀行の預金金利よりも高い。貸株に出していても、株主優待を受け取れる株主権利自動取得サービスもあり、権利優待を手に入れることも可能だ。

独自のポイントサービスも提供

証券会社の中でポイントといえば楽天証券が思い浮かぶが、SBI証券でも独自のポイントサービスを実施している。SBI証券で総合口座を持っていれば、取引実績に応じてポイントを獲得でき、商品や現金に交換することが可能だ。ポイントは新規で総合口座を開設するだけで100ポイント、国内株式取引のスタンダードプランやPTS取引(後述参照)の取引手数料の月間合計金額1.1%相当など、投資を行う中で貯めることができる。ほかにもSBIグループが提供するSBIソーシャルレンディングなどのサービス利用でもポイントの獲得が可能。まずはポイントプログラムを確認してみてほしい。

夜間取引ができるのはSBI証券のみ

会社員など日中は仕事をしている個人投資家にとって、投資にまとまった時間がとれるのは夜間がメインとなる。しかし、取引所取引は日中のみ営業を行っており、9時から15時までが取引可能な時間帯となる。そのため夜間に取引を行うことはできない。

SBI証券ではPTSを実施しており、8時20分から23時59分(昼間取引:8時20分~16時00分、夜間取引:17時00分~23時59分)まで取引が可能だ。PTSとは、日本証券業協会の定める「上場株券等の取引所金融商品市場外での売買等に関する規則」等にしたがって行われる取引所金融商品市場外取引のことだ。2018年3月時点で夜間PTSを行っているのはSBI証券のみ。夜間取引を行いたいなら、SBI証券に総合口座を開設する必要がある。

充実したサービスで個人投資家に特化しているSBI証券

SBI証券は安い手数料や充実したサービスで、個人投資家の支持を集める証券会社だ。ネット証券最大手だけあり、バランスのとれたサービス内容となっている。証券会社を選ぶ際、まずはSBI証券を候補に入れておき、自分の欲しいサービスや取引スタイルに合わせて他社と比較していくとよいだろう。

文・ZUU online編集部/ZUU online

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