16歳で妊娠して結婚、21歳で2人の幼子がいながら離婚という経歴だけを見ると、ネガティブな反応が起きてしまうのも無理はないかもしれません。しかし自分たちが世間的に注目されるカップルだと自覚した上での「不仲ではない」、「子どもたちは協力して育てていく」と発信している二人は立派だと思わされます。
それはいずれ、自分たちの両親の結婚の背景をネットの情報などで知っていくしゅんまやの子どもたち本人に対する「決してあなたのせいで離婚したわけではない」、「これからも変わらず私達の大切な子どもたち」というメッセージにもなるからです。
◆子どもが「自分のせいで離婚した」と思わせないために
当然ながら、子どもがいる上での離婚において心配されるのは、子どもの幸せ。しかし勘違いしてはいけないのは、離婚そのものが不幸なのではなく、「自分のせいで離婚した」と子ども自身が思ってしまうことが不幸なのです。
離婚したとしても、子どもが親と良好な関係を築きながら、子ども自身が「生まれてきてよかった」と思える環境を与え続けてあげられることが離婚後にはとても重要なのではないでしょうか。
だからこそ、親は離婚しても元配偶者の悪口を子どもに言ってはいけないし、子どもに「自分がいなければ親は幸せだったのに」なんて絶対に思わせてはいけないのでしょう。
「子どもさえいなければ離婚している」と子ども本人にも伝わるように愚痴を吐きながら結婚生活を続けるなんて言語道断で、毒親でしかありません。いくらパートナーのことを憎んでいたとしても隠さなければいけない。
なぜならば、それを知った子どもの自尊心は大きく傷つき、自分の存在への自信を失ってしまうからです。