――『ホットスポット』の高橋のように、能力の高い宇宙人は実在するのでしょうか?
角由紀子氏 1955年、米ケンタッキー州ホプキンスビルにある農場に出現した宇宙人は、体長約1メートルで腕は長く、爪のついた指もあったといいます。その場にいた人間2人がライフルとショットガンで狙撃するのですが、それらを余裕でかわしたというから『マトリックス』のネオもびっくりです。
さらにその狙撃後、浮遊するように消えたと思ったら、10~15体もの数をそろえて再び出現。2人は弾薬が尽きるまで撃ち狂ったのですが、一切命中しなかったそう。宇宙人は、恐ろしい動体視力・瞬間視力・脳速視力、さらに身体能力を持っていたと考えられます。
また、80年代後半にKGBエージェントが残したとされる報告書では、シベリアで訓練中のソ連軍がUFOの撃墜に成功するも、中から現れた生物の反撃に遭い、兵士23名が瞬時に“石化”された記録があります。遺体を調べると、兵士らの体は石灰岩と同じ組成に変性していたそう。ゆえに、宇宙人には物質を変容させる能力もあるといえるのではないでしょうか。
それに、53年のスペインでは、UFOから降りてきたわずか60センチほどの身長の宇宙人に、14歳の少年が突然ビンタされて吹っ飛ばされた事例もあります。小さな体からは想像もできないほどの計り知れない腕力を持ち合わせている証拠ですね。
『ホットスポット』の結末を大予想! 記憶、誘拐、宇宙戦争……
――映画プロデューサーとしてもご活躍の角さんですが、『ホットスポット』はどんな結末だと予想しますか?
角氏 リアルな予想でいくと、高橋さんがホテル従業員全員の記憶を改変し、自分がいた記録を全て消去して、状況だけ整えて街を去っていくという結末ではないでしょうか?
実際に、宇宙人に遭遇してアブダクション(誘拐)された人の多くが、記憶の抹消や改ざんをされたという事例があり、心理学的な側面からだけでは片付けられないケースも多いことから、本ドラマでも記憶に対する何らかのアプローチが組み込まれる可能性は高い気がしています。高橋は去るけど、遠藤清美さんの体内にGPS的なインプラントが仕込まれていて、ずっと遠い惑星からホテルを見守っているとか……。