これも、アユという人物、アパレルという職業に対して愛情がまったくないと感じさせる部分です。
どいつもこいつも、『おむすび』に出てくる「失敗」って、「がんばった結果だからしょうがないよね」と思えない。全部、「それはおまえが悪いよ」と思えるものばかり。この失敗を乗り越えていけ、と応援できる「失敗」がひとつもない。
縫製が甘いTシャツを妥協でよしとしようとする自称KING OF GALなんて、誰も応援できない。愛せない。今すぐその看板を下ろしてほしい。
前にも言ったけど、作り手が愛情を注いでいない人物を見る側が愛せるはずないんだよ。今さらいうけど、ホントにダメな作品になっちゃってると思う。作り手も演者も見てる人も、誰も幸せになってない気がする。あくまで個人の感想ですけど。
(文=どらまっ子AKIちゃん)
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第1話~第56話
第57話~