テレビを超えたものができるはずだが、優秀な才能は今の週刊誌などに集まっては来ないのだろう。

 現代が3月いっぱいで週刊誌を捨てるという。ポストも追随するのだろう。新潮は存続が危ぶまれて何年も経つ。FRIDAYもFLASHも危うい。女性誌は早くからネットに打って出ている。

 文春だけが生き残っても、競合誌のないジャンルは、これまでの例を見ても生き延びれはしないだろう。

 何度でもいう。今年は、週刊誌の正念場になる。

 ということで、今週の最初の記事は、あの小室圭の母親の佳代が本を出版したが、なぜか、“恩人”の80代の元暴力団員が激怒しているというお話から。

 自伝本のタイトルは『ブランニューディ あたらしい日』(内外出版)という。

 文春によれば、綴られているのは亡き夫との出会いや別れ、息子の圭との日々だという。

 圭の妻、眞子さんのことは「彼女」「配偶者」としか出てこないようだ。もちろん元婚約者との間に起きた金銭トラブルなどにはほとんど触れてはいない。

 それ以外にも都合の悪いことには触れてないことが多い。佳代の夫が自死し、彼の父親も自死するという悲劇が続き、夫の家のほうとの相続に関する話し合いがつかないため、行きつけの喫茶店の店主に頼み、夫の実家との話し合いをしてもらったことなども触れられていない。

 その店主は元暴力団員で、

「彼女は、私が親族宅に交渉に行く前に『少し脅しても大丈夫ですから』なんて言うんだよ。私は見た目も“それなり”だから、私の過去に薄々気付いていたのではないか」

 と文春に話している。

 しかし、事が解決した後は、「手を引いてくれ」といってきたという。利用したが、怖い人だからすぐに引き、彼も呆れて縁を切ったという。

 彼はこうもいう。

「私は誠意を込めて、佳代さんと付き合ってきたつもりです。なのに、私にせよ元婚約者にせよ、散々人を利用して最後には切り捨て、自分だけ“良い子”。そりゃないでしょう。これが皇族の親戚として、あるべき態度なのですか」