一方、ダンブルドア校長(マイケル・ガンボン)は、闇の帝王・ヴォルテモート卿との対決の準備に追われています。ヴォルテモート卿の若き日の秘密を暴くために、退職していた魔法薬学の教師・ホラス(ジム・ブロードベント)を呼び戻すのでした。ホラスからハリーが借りた魔法薬学の本には「半純血のプリンス」と署名されており、さまざまな呪文も書き加えられていました。この本のおかげで、ハリーは好成績を残すことに。ハリーは「半純血のプリンス」に興味を抱くようになります。
はたして「半純血のプリンス」とは何者なのか? 1月24日(金)、31日(金)放送のシリーズ最終作『ハリー・ポッターと死の秘宝』二部作(2010年)に直結する内容となっています。
同じクラスにエマ・ワトソンみたいな美少女がいれば、そりゃ学校生活は大いに盛り上がるでしょう。体育祭も文化祭も、あらゆる男子が張り切るはずです。ときめきのない中学・高校時代を過ごした自分は、ハリーたちの学園生活が眩しくて仕方ありません。
こんな憧れのクラスメイトがいればなぁ、勉強も運動もできないダメ人間でも活躍できる世界があればなぁ……なんて妄想に駆り立てる魔力が、『ハリー・ポッター』のいちばんの魅力なんじゃないですかね。
(文=映画ゾンビ・バブ)