シャナン・ドハーティ(左)、ジェニー・ガース(右) Kathy Hutchins / Shutterstock.com
第97回アカデミー賞授賞式において、故シャナン・ドハーティーの名前が「In Memoriam(追悼セグメント)」で取り上げられなかったことに、かつて『ビバリーヒルズ高校/青春白書』で共演したジェニー・ガースが憤慨している。
「ありえない!」アカデミーを批判
ジェニー・ガースは、3月5日にTMZが公開した動画の中で、「シャナンの名前が追悼コーナーになかったのはひどすぎる」と強く批判した。さらに、「アカデミー賞側が謝罪するべきか?」との質問に対しては、「そうかもしれない」と答え、不満をにじませた。
シャナン・ドハーティーは昨年7月13日に53歳で死去。彼女は長年、乳がんと闘い、最終的に脳へ転移して亡くなった。死亡時期が授賞式の直前であれば、編集の都合上、追悼コーナーに間に合わなかった可能性もあるが、シャナンは約8カ月前に亡くなっており、その言い訳は通用しない。
なぜシャナン・ドハーティーは無視されたのか?
今回の件について、アカデミー賞側から明確な説明はない。しかし、一部では「シャナンのキャリアの大半がテレビ作品だったため、映画業界を称えるアカデミー賞では優先されなかったのでは?」という推測がなされている。
たしかに、彼女の映画出演歴は『ヘザース/ベロニカの熱い日』(1989年)や『モール・ラッツ』(1995年)など数本に限られ、主にテレビドラマの世界で活躍した。しかし、それでも彼女は40年以上にわたるキャリアを持ち、多くの視聴者に愛された存在であったことは疑いようがない。
実際、彼女の死を惜しむ声は多く、ファンは「テレビ俳優だからといって無視するのはおかしい」と憤っている。