一口で年収700万円といっても世帯の家族構成によって生活レベルは違ってきます。例えば、単身世帯と家族世帯とでは後者の生活費が高くなるでしょう。また、夫婦の働き方によっても使える生活費は異なります。そこでこの記事では、35歳の「単身世帯」および「夫婦+幼児1人世帯(共働き・片働き)」を例に所得(税金・社会保険料を差し引いた可処分所得)や1ヵ月の平均生活費などを比較してみました。

 

年収700万円・35歳単身世帯の場合

(写真=PIXTA)

35歳単身世帯の年間所得は約524万円

年収700万円の年間所得、つまり手取り収入の目安は約529万円、1ヵ月の所得(手取り収入)は約44万円です。つまり年間200万円弱税金や社会保険料が控除される計算となります。

35~59歳の平均消費支出は約20万円

総務省が公表している「2019年家計調査/家計収支編(単身世帯)」によると、35~59歳の平均消費支出は18万8,697円でした。手元にそこそこお金は残りそうです。ただ詳細を見ると住居費用の平均は2万5,277円、他の支出も平均を上回る場合もあるでしょう。特に家賃や物価が高いところで一人暮らしをしている場合は、かなり支出が上がる可能性があります。

その場合は、年収700万円でもある程度節約しないと生活が厳しくなるでしょう。