「非効率なハリウッドシステムを変える」

シャーバジアンは声明の中で、「過去15年間で150本のプロジェクトをハリウッドのスタジオシステムに売り込んできたが、その間に多くの非効率性を目の当たりにした。これ以上、従来のやり方を続けるわけにはいかない」と語る。そして「この1年間、倫理的なAIの活用と、映画化されていない素晴らしい脚本や監督たちの才能を組み合わせることに尽力してきた」と述べた。

Staircase Studios AIはすでに次回作『Every Living Creature』の制作に着手している。本作はアニメーションの冒険スリラーであり、バーニー・スー(『Artificial』)が監督を務め、J.R.アレラーノ(『Flicka 2』)の脚本をもとに制作される。

同スタジオの挑戦は、映画業界におけるAIの可能性を示すとともに、低予算でも高度な創造性と豊かな表現を追求できる新たな時代の幕開けを告げるものとなるかもしれない。