鑑賞済みのネットユーザーからは「ちょっとシリアスな雰囲気もあってよかった」「大好きなヒーロー! 改めて過去作を振り返りたくなった」という声もあれば、「過去作を履修してない新規層にはわかりづらいかも」「もっと緊迫したドキドキ感がほしかった」との声もあり、シリーズファンの間でも好みが分かれているようだ。
「ストーリーに賛否はあれど、北米の興行収入は祝日を含む4日間で推定1億ドルをあげましたし、日本でも新海誠監督のアニメ映画『すずめの戸締まり』(22年11月)と同日公開ながら3日間で4億9,000万円を記録したマーベル映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』と同等のスタートで、同作が記録した累計12億4,000万円に迫れるかもしれません。海外作品でありながら、日本の首相の毅然とした態度が描かれたり、桜が重要なモチーフになっていたりと、日本人がハッとする要素があることから、より作品に思い入れができた人もいるでしょう」(同)
ちなみに『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は、脚本が何度もリライトされ、再撮影が行われるなど、公開前からネガティブな話題もあった。
「映画を見た人からは、脚本やVFX(CGを使った視覚効果)に厳しい声があるのも事実です。しかし、どこまでも誠実であろうとするヒーロー像を支持する声は多く、今後のシリーズに期待が高まった人も少なくないはず。24年は洋画の興行不振が話題になりましたが、本作のヒットを契機に今年は洋画が盛り上がることを期待したいです」(同)
トップ10圏外の香港アクション映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』が話題沸騰中
今回のランキングでは1、2位に新作が入ってきたため、前回1位だった『ファーストキス 1ST KISS』(2月7日公開)は3位へ後退。しかし、上映開始から2週目の週末3日間でも動員16万1000人、興収2億4200万円をあげ、累計では動員54万人、興収7億7900万円を突破。主演の松たか子、相手役のSixTONES・松村北斗への信頼が厚く、評価にもつながっている。