「朝風呂」に入る夫と「夜風呂」に入る妻と子ども。1日12時間「風呂自動」をつけっぱなしで1ヶ月のガス代はどのくらいかかる?
風呂自動は、お風呂のお湯の量や温度が設定した数値よりも低くなると自動でお湯をためたり温め直してくれたりしてくれる便利な機能です。家族で入浴時間が異なる場合でも、風呂自動を利用するといつでも温かいお風呂に入れることが魅力です。しかし、そこで気になるのは、風呂自動にかかるガス代でしょう。   本記事では、入浴時間の違う家族のために1日12時間、風呂自動をつけっぱなしにした場合のガス代を検証します。風呂自動にかかるガス代を節約するポイントについても解説しますので、光熱費の節約をしたい方はぜひ参考にしてください。

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風呂自動をつけっぱなしにした場合の1ヶ月のガス代

風呂自動は、自動保温(追いだき)と自動たし湯機能が合わさった便利な機能です。
 

・自動保温:お湯の温度が下がった場合に追いだきで温める機能
・自動たし湯:お湯の量が減った場合にお湯を足す機能

 
風呂自動をつけっぱなしにした場合、追いだきでお湯を温めた分のガス代と、たし湯に使用したお湯のガス代がかかることとなります。ここでは、それぞれにかかるガス代について見ていきましょう。
 

追いだきにかかるガス代

一般的にお風呂のお湯は、ふたをしていても2時間で約2度、冬場では42度のお風呂に10分間つかると1度以上温度が下がるそうです。
 
ここでは、朝風呂で30分間湯船につかった後、1時間に平均してお湯の温度が1度下がるとします。朝6時の朝風呂の後、夕方18時の夜風呂まで1時間に一度追いだきを行った場合の都市ガスにかかる費用を次の条件で見ていきましょう。
 
なお、追いだきの場合はすでにお風呂にお湯がたまっている状態で水道代はかからないため、ガス代のみを計算します。