場外乱闘では速やかに避難せよ!

先ほど「場外乱闘」という言葉が出てきて、気になった人もいるかもしれませんが、激しい場外乱闘もプロレス観戦の大きな魅力の一つ。目の前で繰り広げられる闘いは迫力満点です。

場外乱闘が起こった際は、観客が席から離れて一時的に避難する必要が出てきます。スタッフや候補生に「席を立ってください!」と案内されたら、速やかに従いましょう。観客が乱闘に巻き込まれてケガをする事態が起こらないように、スタッフや候補生たちもちゃんと配慮してくれますが、だからといってなかなか席を立たず困らせないように。

プロレス観戦にふさわしい服装は特にありませんが、強いてあげるなら、「場外乱闘で避難しやすいように荷物はまとめておく」ことかもしれません。メインのバッグにサブバッグに……とモタモタしていると、逃げ遅れてしまうかも。

ちなみに服装に関してもう一つ言えば、“バラモン兄弟”というタッグチームは、試合中に水や墨汁をまき散らすことが多いです。バラモン兄弟が出場する大会には、雨がっぱを持参するか、汚れてもいい格好で行きましょう。プロレス観戦は、基本的に自己責任です!

では、どの団体を見に行けばいいの?

「プロレスに興味はあるけれど、どの団体を見に行けばいいのか分からない」という人もいるでしょう。まずあげるとしたら、業界ナンバーワンである「新日本プロレス」です。棚橋弘至やオカダ・カズチカ、真壁刀義などメディアでも露出の多い選手が多数所属しているので、「テレビで見たことのある人だ!」といった楽しみもあります。

メディアへの露出という意味では、「DDTプロレスリング」も負けてはいません。こちらはサイバーエージェント傘下の団体で、AbemaTVで番組も持っています。エンタメ色の強い試合から激しい試合まで、バラエティー豊かな試合が繰り広げられるので、初心者がまず自分の好みをつかむのにはピッタリ。近年は、男女混合のミックスドマッチにも力を入れています。

いかにもプロレスラー!という雰囲気の巨漢を見たいなら、「全日本プロレス」に行ってみましょう。例えば、諏訪魔は身長188センチ体重120キロ、ジェイク・リーは身長192センチ体重110キロ、石川修司は身長195センチ体重130キロと巨体の選手がそろっています。大男同士のぶつかり合いを実際に目にするのは、まさに圧巻の一言です。

デスマッチが気になるなら、「大日本プロレス」。蛍光灯の破片が飛び散る中、男たちが血まみれになって闘う姿は、日常生活ではまず見られない光景です。非日常的なシーンを満喫したいなら、大日です! 試合を終えた直後に、まだ身体にいろいろな物が刺さった状態の選手が物販に立ってくれるのも、怖いけれど面白いですよ。

毎週末、さまざまな場所でプロレスの試合が開かれています。「週末暇だけど、何をしようかな……」と迷ったときは、ぜひプロレス観戦にチャレンジしてみましょう。ちょっとズルいことを言えば、おじさん世代にプロレスファンが多いので、プロレス観戦を趣味にすると、上司と共通の話題になるかも?会話の引き出しは多いに越したことはありません!

提供・UpU

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