平日は夜遅くに帰ってくる夫に代わって、6歳の長男は積極的に母の手伝いをしてくれるそう。
「地味に助かっていますね。でも、きちんとできているかチェックをしないと、完璧にはこなせないなと……、今回思いました」
◆2階リビングで夫と…
「あの日も夫は、子どもたちが1階の寝室で寝ている時間に帰ってきました。仕事の打ち上げがあったようで、少し酔っ払っていて。2階のリビングに上がってくるとすぐに抱きついてきたんです」
早紀さん夫婦の“頻度”は、月イチ程度。普段は寝室のベッドのため、リビングは新鮮だったのだとか。
「あの日は、夫は酔っ払っていたので、息づかいが荒くて。そんな夫に興奮して、私も結構大きな声を出してしまいました」
窓際にあるソファで、大声をあげながら盛り上がったそうです。
◆爽やかな朝を迎えるはずが
子どもたちが眠っている間に、夫婦で肌を重ねて癒された早紀さん。翌日は晴天だったそうです。
「気持ち良いお天気でした。朝起きて家中の小窓を開放してから、リビングのカーテンを思いっきり開けたんです。そしたら……窓が全開でした。前日の夕方に長男がカーテンを閉めてから、ずっと窓が開いていたんですよ」
閑静な住宅街。隣の家とは数十センチほどしか離れていません。
「お隣さんどころか、夜の私のあの声は、この住宅街全域に響き渡っていたんだと……。頭が真っ白になりました。もう、恥ずかしくて、ゴミ捨てにも行きたくなくなって、その日は一日外に出られませんでした」
◆夫が優しくフォローしてくれた
そんな泣きそうな早紀さんを、夫がフォローします。
「俺が一人で、そういうDVDを大音量で観ていたってことにしよう。早紀は、今まで通り、笑顔でいて大丈夫だから」
優しい夫の言葉に、翌日からはゴミを出しやご近所付き合いも、普段通りに振る舞えるようになったそうです。
「でも、正直、まだあの失態が頭から離れません。思い出すたびに恥ずかしくて」