コーヒーを習慣的に飲まれている人の中には、体臭に不安を感じている方も多いと思います。
「コーヒーを飲むと体臭がきつくなる」
本当にそんなことはあるのでしょうか?
本記事では「コーヒーと体臭」をテーマにまとめてみました。コーヒーと体臭の関係が気になるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
コーヒーを飲むと体臭はきつくなる?
コーヒーを飲むと、体臭はきつくなってしまうのでしょうか?
結論から言いますと「大量にコーヒーを飲んでいると、体臭がきつくなることがある」となります。
「1日にどれくらいまでなら大丈夫なのか?」という点は、諸説はあるのですが、コーヒーの1日の目安は「2~3杯」と考えておくとよいでしょう。
よって、1日に4杯以上飲んでいると、体臭に悪影響を及ぼす可能性が出てきます。
ただ、適量であればコーヒーは体臭対策にもなります。コーヒーは飲み方によっては体臭が臭くなることもありますし、体臭対策にもなる2つの面を持っているのです。
大量にコーヒーを飲むと体臭がくさくなる理由
こちらでは、大量に(1日4杯以上)コーヒーを飲むと、体臭がきつくなってしまう理由について見ていきます。
コーヒーの香りが口臭となる
皮脂が分泌しやすくなる
肝機能が低下する
胃酸の分泌が促進される
それでは細かく見ていきましょう。
口臭がきつくなる
コーヒーの香りが混じった口臭は、人によっては不快に感じることがあります。
また、コーヒーに含まれるカフェインには利尿作用がありますので、水分排出が促されます。脱水状態になると唾液の分泌が減少してしまい、それも口臭がきつくなる要因となってしまうのです。
※唾液には殺菌作用がありますので、口の中が乾くと雑菌が繁殖して臭いの元になってしまいます。
皮脂が分泌しやすくなる
コーヒーに含まれるカフェインには交感神経を刺激する作用があります。交感神経が優位になると男性ホルモンの活動が活性化され、皮脂の分泌量が増えてしまいます。
皮脂自体がくさいわけではありません。しかし、皮膚上に皮脂を長時間残してまうと酸化してしまい、体臭がきつくなってしまうのです。
肝機能が低下する
コーヒーを大量に飲むと肝臓に負担をかけてしまい、肝機能の低下を招きます。
肝機能が落ちていると、体内で発生したアンモニアの解毒、分解が十分にできなくなります。その結果、アンモニアが血流に乗って全身を巡り、皮膚ガスや汗として体外に分泌されると体臭がきつくなってしまうのです。
胃酸の分泌が促進される
コーヒーには胃酸の分泌を促進させる作用があります。胃酸の酸っぱい臭いが胃からのぼってくることにより、口臭がきつくなってしまうこともあるのです。
コーヒーで体臭をきつくしないためには?
日常的にたくさんコーヒーを飲んでいると、体臭がきつくなってしまう可能性があります。しかし、朝の目覚めや集中したい時には、コーヒーを飲んで気持ちを切り替えたいですよね。
こちらでは、コーヒーで体臭をきつくさせないための対策を紹介していきます。
口が乾かないようにする(水を飲む、ガムを噛む、歯を磨くなど)
ブラックコーヒーにする
空腹時には飲まないようにする
口が乾かないようにする
コーヒーは利尿作用がありますので、尿として水分を排出しやすくなります。水分量が減って唾液が十分に分泌されなくなると口臭につながってしまいます。
そこで、コーヒーを飲んだ後は体内の水分量を確保するために、水も飲むようにしましょう。また、歯磨きをしたり、ガムを噛むなどして唾液を分泌させるのも口臭対策として効果的です。
砂糖、ミルクはなるべく入れない
体臭(口臭)を考えると、なるべくブラックで飲むことをオススメします。なぜかというと、砂糖やミルクが口内に残っていると菌が繁殖しやすくなり、口臭につながりやすくなるからです。
砂糖やミルクを入れて飲みたい場合は、飲み終わった後は水で口をゆすぐとよいでしょう。
コーヒーは食後に飲むようにする
コーヒーは胃酸の分泌を促進します。お腹に消化するものがないと、そのまま胃酸の臭いが口臭として発せられてしまいます。
胃腸を守るためにも、口臭対策のためにも、コーヒーは食後に飲むようにしましょう。