ここぞの場面であがらない方法は?

とはいえ、緊張するとイヤな場面もあると思います。
「もっと落ち着いて物事に取り組めたら……」と感じた瞬間は誰しもがあるはず。そこで、緊張しなくなる方法について考えていきましょう。

それはズバリ、「緊張するシチュエーションに慣れること」です。例えば、あなたが人前で自分の意見を言うときに緊張してしまうのであれば、人前で話しまくって、その場面に慣れるということです。あなたが新しいことをするときに緊張してしまう人なのであれば、新しいことにとことんチャレンジしてみてください。私はメンタリストとして活動していることで、人前に立つ機会や、人と話すことが増えてきました。なので人前に立つことに対して緊張はほとんど感じません。しかし、これがもともとであったかと言われるとそんなことはありません。
メンタリストになる前は、人前に立つシチュエーションがまったくなく、初めて人前に立ってパフォーマンスしたときは信じられないくらいに緊張したものです。しかし今はほとんどしない。これは「慣れ」以外の何物でもないのです。

皆さんも初めて仕事をしたときや、初めて彼氏が出来てデートをしたときはめちゃくちゃ緊張したと思います。しかし毎日仕事したり、何年も同じ人とデートをすると、いつの間にか緊張をしなくなっていたはず。これもその「シチュエーションに慣れた」効果です。一度慣れてしまえば、多少予期せぬ出来事があったとしても怖じけずくことなく対処出来るのです。

あがり症克服実践法

具体的に、どうすれば「あがり症を克服できるのか」考えていきましょう。本当におすすめなのが

①ショップの定員さんと話す機会を増やす
②講演会などに出向き、質疑応答の場面を使って人前で話す
③新しい趣味を見つける

ことです。
ショップ店員さんと話すことで、見ず知らずの人と話す経験、時には自分の意見を言えるときもあるでしょう。同世代の人だけでなく、年上の方や、年下の店員さんと話すこともでき、自分のボキャブラリーやその世代の話のツボなどを知ることができます。たくさんの人と触れ合うことで営業トークや、上司との会話・部下への教育などにも応用できるはずです。知らない人と話すというのは、意外に緊張してしまいます。その緊張へ慣れることも大事になるのです。

質疑応答でも人前に立つことができ、自分の意見を言うことができます。「なんでさっきから自分の意見を言うことが大事、みたいに言ってるの?」と不思議に思うかもしれませんが、あがり症の人や緊張しやすい人は、自分の意見をなかなか言うことができません。試しに自分や、あがり症の友人などを思い返してみてください。そのため、自分の意見をスムーズに言うことができるようになれば、あがり症の克服に近づきます。

これが「自分の意見を言う大事さ」であるからこそ、その場面を増やしてみてください。新しい趣味を見つけることで、そのコミュニティに入れ、色んな世代と話すことができるし、人前で何か発表する機会もできるかもしれません。その経験値を積むという利点があります。

落ち込むより先に、実践を増やすこと

あがり症や緊張は神経が司るため、「一瞬で効く劇的な方法」はありません。
「結局は慣れかよ!」と落ち込む前に、自分に出来ることをすることで、ゆっくり、しかし確実にあがり症を克服することができます。

仕事で緊張しちゃう。
人前であがっちゃって話せない。
これらの悩みの解決法は以上です。緊張に負けず、仕事でも自分らしいパフォーマンスを発揮していきましょう。

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