◆正反対な性格の夫と結婚
そんな秀美さんは、今年の6月に結婚。マッチングアプリで知り合った、同い年の弘明さんはおおらかで細かいことはあまり気にしないタイプ。会話する時間を大切にしてくれる人でした。

一方、弘明さんは家事を完璧にすることより、ふたりで話す時間を重視。家事をしている秀美さんに、しばしば「そんなことよりも、ソファーに座ってふたりで話そうよ」と言ってきました。
完璧主義な秀美さんはできていないことがあるのが嫌で、弘明さんの誘いを断る日が増え、2人の関係は徐々にギクシャクしていったのです。
「それでも、初めの頃はまだ会話がありました。そんなに頑張らなくてもいいよと、夫は優しい言葉もかけてくれた。けれど、1ヶ月ほど経つ頃には家庭内に殺伐とした空気が流れて、会話もまったくなくなっていました」